室町時代(1336〜1568年)



○下戸塚遺跡で多数の掘立柱建物跡や井戸を確認
○新宿六丁目遺跡で旧カニ川に面した斜面を造成した中世集落、掘立柱建物跡や地下式壙、井戸などを確認。中国産青磁や漆碗が出土

暦応3(1340)年
江戸近江権守、足利義詮から牛込郷を預かる(牛込家文書)。新宿区内の地名が記録に残る最古の例
永徳2(1382)年
牛込氏の祖・大胡氏、上野国赤城山麓より武蔵国牛込に移ったと伝えられる(上杉家文書)
応永年間(1394〜1427年)
熊野神社(十二社)が、中野長者鈴木九郎により勧請されたと伝えられる
文安元(1444)年
江戸重行、赤城神社に「大般若波羅密多経」奉納
長禄元(1457)年
太田道灌、江戸城を築く。区内および周辺に「山吹の里」伝説が多数残る(金川・大聖院・面影橋)
天文24(1555)年
大胡勝行、江戸氏を嗣ぎ牛込氏を名乗ることを北条氏康に認められる(牛込家文書)
永禄6(1563)年
中井御霊神社の備射祭で使用される分木が製作される