建築の計画をされている方へ

中高層建築物の建築に伴う、日照・通風・採光の阻害、電波障害、更に工事の騒音・振動などは、周辺地域の生活環境に大きな影響を与えることがありますので、次のようなことに留意し、円滑に工事を進めるようにお願いします。

1 心構えについて

地価が高く広い敷地が入手出来ないことから、敷地一杯に高い建物を計画されがちですが、都市生活の中では、その建物が建つ事により迷惑を受ける方々も出てまいります。近隣の立場を考え、次のような事に留意し事業を進めてください。

(1)自己本位の採算計画や形態のみが先走って、近隣の方々の被害や迷惑を軽視する事のないよう常に配慮してください。
(2)説明事項や連絡などは、請求を受けてからではなく、建築主側から積極的に行ってください。特に、既存建物の解体工事は事前に説明をしてください。
(3)話し合いの段階で出された意見要望等に対しては、その場限りの言い訳でなく誠意をもって応え、すぐに回答できないことは後日回答し、約束した事は必ず実行することで、理解と協力を得るように努めてください。
(4)敷地内では、できるだけオープンスペースを確保し、緑化等環境の改善に努めてください。
(5)ワンルームマンションを計画する場合は、近隣住民へ特に完成後の建物管理、ゴミの出し方などに配慮し、十分に説明をしてください。
6近隣関係住民に教育施設等及び学童クラブ事業を行う施設に通う児童の保護者が含まれますので、教育施設等の周辺で建築計画する際には、日照への影響だけでなく、プライバシー・安全などに配慮し、十分説明してください。

2 建築計画(設計)について

建築計画に当たっては、日照障害、電波障害、プライバシー侵害等相隣関係について十分検討を行い、近隣関係者に対しては、《説明会等》で配置図、平面図、立面図、日影図等により、計画建物による影響を具体的に説明しなければなりません。また、説明会には条例により建築主の出席が義務付けられています。これらが近隣関係者に誠意を示す一つの手立てとなります。

(1)「日照障害」は、特に重大な問題で、日影になった方の住生活を破壊する場合さえあります。日照障害の説明には、日影図や模型その他で素人にも分かりやすく説明し、必要であれば設計変更を行うなど、十分な調整を図る必要があります。
(2)「電波障害」は、事前に予測できますので、NHK又は(社)日本CATV技術協会など専門の会社に調査を依頼して、影響範囲に対して必要であれば建築主の負担で共同アンテナ等により障害を排除することが望まれます。
(3)「敷地境界の確定」は、不確定のまま計画を進めますと途中で行き詰まってしまいますので事前に明確にしておくことが必要です。
(4)「その他」建築に伴う問題は数多くあります。例えば、隣家に面して窓を設ける場合は、プライバシーを守るため目隠しを設けるとか、施工にあたり足場等設置のため、止むを得ず敷地内を使用するときは、事前にお隣の承諾を得るとか、想定される問題点については積極的に対策を講じて、近隣の環境保全と良好な相隣関係を保つための努力が必要です。 

3 工事の施工について

工事の施工にあたって、「危害防止」「騒音・振動対策」「工事車両による交通障害」「公道の占用使用の事前許可」等諸問題がありますので、きめの細かい万全な工事計画を立てて、近隣の方々の日常生活を脅かすことのないように努めてください。
着工時までには、工事協定(説明)書などにより、作業時間や周辺への迷惑の軽減策を明示するとともに、工事中の緊急時の連絡先等の周知を行ってください。

特定建設作業を伴う解体工事及び解体床面積80㎡以上の解体工事にあっては「新宿区における建築物の工事に係る騒音等の紛争の予防に関する要綱」により「標識設置」と「近隣住民説明」が必要となります。
新宿区における建築物の工事に係る騒音等の紛争の予防に関する要綱の紛争の予防に関する要綱 [問い合わせ:環境清掃部生活環境課公害対策係 TEL 5273-3764]

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