河川水質

最終更新日:2019年9月13日

河川の水質は工場などからの産業排水や家庭からの生活排水などの流入によって悪化し、悪臭が生じたり、水生生物などの生態系が崩れるなどの弊害を招きます。

 東京の河川の水質は、昭和30~40年代の高度成長期に事業活動や生活排水によって、著しく悪化しました。この状況を改善するため、工場などへの排水規制や下水道の整備などが進められた結果、大幅に改善されてきています。

環境基準

 河川水質に係る環境基準として、「環境基本法」第16条の規定に基づき、水質について人の健康を保護し、生活環境を保全するうえで、維持することが望ましい基準が設けられています。水質の環境基準には、全国一律にあてはめる「人と健康の保護に関する環境基準」と利水の目的に合わせて適用される「生活環境の保全に関する環境基準」があります。

神田川の現状

 新宿区内を流れる河川には、神田川とその支流の妙正寺川があります。神田川は、雨水の排除と下水処理水の放流用水としての役割が高く、治水対策のため護岸のかさ上げや分水路の敷設が行われるなど、潤いのないものでした。近年、神田川は治水対策とともに、人に安らぎを与える親水河川としての役割が求められており、東京都や新宿区では河川側道に植樹や散歩道としての整備、周辺の景観に配慮した橋の架け替えなどを行い、徐々に親水河川としての形態を整えつつあります。またアユの遡上の障害となっていた河床の段差に魚道を設置するなど生態系の回復が図られています。
 水質に関しては、かつて産業排水や生活排水によって生き物の住めない「死の川」と言われるほど汚れていましたが、下水道が整備され、昭和62年からは落合水再生センターが高度処理を行うようになったこと等により、水質が改善されてきました。
画像は神田川(三島橋)神田川(三島橋)

神田川の水質

 新宿区では、神田川流域の区とともに、神田川水系水質監視連絡協議会をつくり水質の縦断的監視として生活環境項目を中心に年4回の合同水質調査を行っています。調査結果は以下のとおりです。

調査結果

水質調査地点(3地点)

  • 久保前橋(神田川) C類型
  • 高戸橋(神田川) C類型
  • 四村橋(妙正寺川) B類型
水質調査地点

水質調査項目

環境基準
  B類型 C類型
水素イオン濃度 (PH) 6.5~8.5 6.5~8.5
生物化学的酸素要求量(BOD) mg/l 3以下 5以下
浮遊物質量 (SS) mg/l 25以下 50以下
溶存酸素量 (DO) mg/l 5以上 5以上

神田川の浄化対策

 神田川流域は、合流式下水道(家庭や事業所から排出される汚水と雨水を同一の管で下水処理場へ運ぶ方式。)区域であるため、大雨が降ると雨水吐き等から汚水が河川に超流し、水質を悪化させる原因の一つとなっています。このため、下水道の遮集管の能力向上や初期雨水の一時貯留施設の充実が進められています。また、河床に堆積した汚泥や川のゴミは水質を悪化させたり、悪臭を発生させます。区では定期的に川の清掃やしゅんせつを行っています。

水質改善のために私たちができること 

 神田川の水質は改善されてきてはいますが、完全にきれいになったわけではありません。神田川をよりきれいなものにするために私たちができる事は、毎日出している生活排水の中から汚れを減らすことです。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 環境清掃部-環境対策課
環境計画係
電話:03-5273-3763
FAX:03-5273-4070

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