好きなところで借りて返せる
自転車シェアリング　新宿区で開始

今日1日から新宿区(区長：吉住健一)は、区民の新たな移動手段の確保や観光の活性化、まちの回遊性の向上を目的に、自転車シェアリング事業を開始した。

自転車シェアリングは、地域内に設置された複数のサイクルポート（自転車の貸し出し・返却拠点）で、原則として24時間どこのサイクルポートでも自転車を借りたり返したりできるシステム。千代田区・中央区・港区・江東区が実施している広域相互利用の自転車シェアリングに、新宿区が新たに参加し、新宿区を含む5区のどこのサイクルポートでも自転車を借りて返すことができるようになった。

今日1日、新宿中央公園（西新宿2－11）で、新宿区自転車シェアリングオーニングイベントを開催。イベントには、吉住区長、自転車シェアリングの運営事業者である株式会社ドコモ・バイクシェアの坪谷寿一代表取締役社長らが出席し、テープカットのほか、貸し出し用自転車の試乗を行った。吉住区長は、「自転車を通じて、区内のさまざまな観光資源や史跡を巡っていただければ、新宿の新たな魅力の発見につながる。今後も快適な歩行空間・自転車の走行空間を整備していきたい」とあいさつした。
10月1日時点で、サイクルポートを区内13か所に設置し、電動アシスト付き自転車を約150台導入。今後も順次、サイクルポートを増やし、29年3月31日までに区内に計20か所以上設置するほか、電動アシスト付き自転車も計300台程度に増やす計画。利用には、事前に登録が必要。クレジットカード、メールが受信可能な携帯電話・パソコン等を用意し、新宿区自転車シェアサイクル専用ホームページから利用登録を行う。