江戸野菜「早稲田みょうが」が学校給食に登場

最終更新日:2016年2月23日

写真:みょうがだけを持つ子どもたち
写真:みょうがだけを食べる子どもたち
写真:みょうがだけ
今日23日、江戸時代に新宿区で盛んに栽培されていた江戸野菜の特産品の一つ「早稲田みょうが」を取り入れたメニューが各区立小学校の学校給食に登場し、子どもたちは伝統野菜の味を楽しんだ。

早稲田みょうがは、赤みが濃く大ぶりで、香りが強く、味が良いのが特長。江戸時代に早稲田地区一帯で盛んに栽培され、料理に添えるための「つまもの」や副菜として重宝されるなど、幕府や江戸庶民に愛好された。明治以降は、早稲田地区の宅地化によってみょうが畑は姿を消していたが、2010年に早稲田大学の学生チームにより結成された「早稲田みょうが捜索隊」が、早稲田地区の30数ヵ所で自生しているみょうがを発見。2011年に練馬区の農家などで復活栽培され、現在は区内でも栽培・普及が徐々に進んでいる。

江戸川小学校(水道町1-28)では、早稲田みょうがの根茎を暗所で栽培する「軟化栽培」で50センチ程に細長く伸びた茎が特徴の「みょうがたけ」が給食に登場。薄く斜め切りしたみょうがたけを高野豆腐や人参などと一緒に卵でとじたメニューが提供された。みょうがたけをはじめて口にした6年生の子どもたちは、「シャキシャキ感があって優しい香りがする」「甘みと辛みがちょうどよくておいしい」などと、旬を迎えたみょうがたけの味を楽しんでいた。
中西憲次校長は「自分たちの住むまちに伝わる伝統野菜や食文化についての知識を深めることができた。まちを愛する子どもたちの気持ちが強まったのでは」と話していた。

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