歌舞伎町の神社で見る「家庭のお雑煮」

最終更新日:2012年12月26日

お雑煮の写真
お雑煮の写真パネル
写真を眺める参拝者
新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)に、お雑煮の写真や模型が展示されている。
展示は、「神社で供えるお雑煮がどんなものか知りたい」という参拝者の声を受けて、宮司の大久保直倫さんが企画。平成18年の暮れに神社のお雑煮の模型を作成して展示したことに始まり、翌年から「家庭のお雑煮」の写真も展示するようになった。

今年は、近隣の家庭や地域で働く方が撮影した写真など115点を展示。寄せられる写真は、平成19年の33点から年々増え、白味噌仕立てや粒あん仕立てなど、様々なお雑煮が並ぶ。写真には「大好きな義母が生前に作っていた味を受け継いでいます」などと撮影者のコメントが添えられ、それぞれの家庭のお雑煮の食べ方やエピソードを知ることもできる。

また、今年は、東日本大震災の被災地で復興支援に取り組むNPO法人「コミュニティアート・ふなばし」が、仙台市の仮設住宅で提供している「仙台雑煮」の写真も展示。仮設住宅で暮らす方と一緒にお雑煮を作る様子など、1日も早い復興を願う取組みも紹介している。

大久保さんは、「お雑煮からは様々な暮らしが感じられ、家族の絆の記憶があります。写真を見た方にも何かを感じてもらえたらうれしい」と話してくれた。

写真の展示は1月15日(火)まで、境内で終日見ることができる。神社のお雑煮の模型展示は午前9時~午後5時。 元旦(深夜~午前5時)と正月3が日は社殿内に展示される。

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問合せ:稲荷鬼王神社 電話03-3200-2904