ペット防災講演会を開催
東日本大震災の経験から学ぶ災害時の動物救護

最終更新日:2012年10月27日

写真:約30名の方が参加しメモを取るなど熱心に話を聞いていた
写真:東日本大震災の実体験から災害時のペットへの対応を話していただいた平野井浩さん
今日27日、新宿区(区長:中山弘子)は、東日本大震災の経験を踏まえ災害時の動物救護を紹介する「ペット防災講演会」を牛込箪笥地域センター(箪笥町15)で開催した。

区では、平成15年に東京都獣医師会新宿支部と災害時の動物救護活動に関する協定を結び、学校避難所運営管理協議会等の関係団体と協議を進めながら、災害時の人とペットの安全確保に取り組んでいる。また、各避難所にケージ等の防災用品や「動物救護マニュアル」を配備している。
 
講演の講師は福島県保健福祉部の平野井浩さん(獣医師)。犬・ねこ保護管理センターが津波で全壊したため、新しく緊急応急施設を設置したことや、ケージが不足していたため飼い主が車の中でペットを飼わざるを得なかった様子など、災害時のペットへの対応を東日本大震災の実体験から話していただいた。
また、飼い主の心構えとして、動物用避難用品の備蓄の紹介では、「自宅の匂いが付いた毛布などを用意しておくとペットがケージの中で安心する」などの具体的なアドバイスもあった。
参加者からの「ペットを飼っていない場合でも何か準備できることはありますか」という質問に「ペット同行避難について理解をし、小さな命を助ける気持ちが大切」と平野井さんは応えた。

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