中学校教員向けに武道の安全指導実技講習会を開催

最終更新日:2012年9月10日

写真:実演する講師
写真:受け身の取り方を指導
9月7日(金)、新宿区教育委員会(教育長:石崎洋子)は、西早稲田中学校(戸山3-20-2、校長:三町章)で区立中学校教員向けに武道の安全指導のための実技講習会を開催した。
この講習会は、24年度から中学校の体育科授業で武道が必修化されたことを受け、教員の指導力の向上を図り、安全な武道の指導が行われることを目的とするもの。全区立中学校の保健体育科教員が参加した。
 
はじめに、都の中央講習会に参加した区立中学校教員から、柔道の授業での安全確保の方法や生徒のレベルに応じた指導計画などについての伝達講習が行われた。参加した教員は、授業を進めるための重要なポイントに真剣な表情で聞き入っていた。
次に、全員が柔道着に着替え実技練習を行った。礼法、柔道着の名称、姿勢などを確認した後、安全確保の要となる受け身の指導を中心に、さまざまなバリエーションの受け身を何度も繰り返すとともに、一つ一つの動作を確実に学んだ。参加した教員は「受け身の大切さをあらためて感じた。実際の授業にとても役に立つ研修だった」と話していた。

今年度、区立中学校では武術の授業で5校が柔道を選択し、2学期後半から授業を行う予定。教育委員会では「今回は柔道を中心に研修を実施したが、剣道や相撲を選択した学校にも安全な武道の指導が行われるよう、各区立中学校への指導を徹底していきたい」としている。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 教育委員会事務局-教育指導課
指導係 電話03-5273-3084