新宿クリエイターズ・フェスタ2012 こどもアートプログラムがスタート
親子で体感 アートの力 ~触れて楽しむ 感じて考える~

最終更新日:2012年8月19日

写真:元気いっぱいにお絵描きする子どもたち
写真:蟹江杏さんといっしょにお絵描き
写真:ミュージシャンも陽気なリズムで応援
写真:巨大壁画「ママから生まれた命」が完成
8月24日(金)~9月2日(日)の10日間、新宿駅周辺全域で開催する「新宿クリエイターズ・フェスタ2012」。
地元の商店街振興組合や企業とともに新宿区(区長:中山弘子)が主催するこのフェスタは、草間彌生さん、河口洋一郎さんら著名な芸術家による特別展示をはじめとしたさまざまな企画を展開し、新宿のまちに新たなにぎわいと活力を創出する一大アートイベント。

開幕に先立ち、昨日18日から、「こどもアートプログラム」がスタートした。
このプログラムを企画したのは、全国各地でお絵描きや工作のワークショップなどを開催し、東日本大震災で被災した福島県相馬地方の子どもたちの支援活動にも携わる版画家の蟹江杏さん。「親子で体感、アートの力」をテーマに、夏休み中の子どもたちが気軽にアートに触れて体験できる、さまざまな企画を用意した。

今日19日は、「子どもと描く大壁画 ライブペインティング」を開催。
歌舞伎町の旧新宿コマ劇場仮囲い前には、約縦3m×横16mの巨大な白い壁が登場。最初に、元たまの石川浩司さんら応援に駆け付けたミュージシャンの陽気な演奏に合わせ、蟹江さんが躍動感あふれるお絵描きを披露した。
そして、蟹江さんが「みんなで一緒にお絵描きしましょう」と呼び掛けると、会場に集まった大勢の子どもたちもリズムに合わせてお絵描きに挑戦。ペンキやクレヨンを使って、花や動物などの絵を次々と描いていった。自由な発想と豊かな表現力で元気いっぱいにお絵描きを楽しんだ子どもたちの協力で、白い壁はあっという間に色鮮やかで独創的な巨大壁画に生まれ変わった。
たくさんの色を使ってこいのぼりを描いていた小学1年生の男の子は、「絵を描くのが大好き。こんなに大きな壁に描くのは初めてなので楽しい」と笑顔で話してくれた。
完成した壁画のタイトルは「ママから生まれた命」に決定。しばらくの間、旧新宿コマ劇場仮囲い前に掲示する。

「こどもアートプログラム」では、ほかにも親子で楽しめる企画が盛りだくさん。
9月2日まで、東京都健康プラザハイジア(歌舞伎町2-44-1)を会場に、世界中から届けられた画材で相馬の子どもたちが描いた絵画の展示、被災地の子どもたちに向けて描いた絵手紙をポスト型のオブジェに投函する「ポストアートプロジェクト」(8月24日~9月2日は新宿通り(新宿3丁目)にポストを設置)を開催。また、8月24日・25日には工作やお絵描きなどのアート体験ワークショップ、25日・26日にはおおたか静流さんらのミニライブなども開催する。

本ページに関するお問い合わせ

新宿クリエイターズ・フェスタ2012実行委員会事務局(新宿区特命プロジェクト推進課内)
電話03-5273-4220