新宿駅周辺防災対策協議会総会・防災シンポジウムを開催
安心して、働き・学び・遊び・集うことのできるまちをめざして

最終更新日:2012年7月11日

写真:パネリストの皆さん
写真:会場全体の様子
写真:新宿西口地域防災サミット
災害時の新宿駅周辺での混乱防止と防災対策の連携強化をさらに図るため、新宿駅周辺防災対策協議会は今日11日、新宿文化センター(新宿6-14-1)で協議会の総会とシンポジウムを開催した。

事業者・商店街振興組合・鉄道・ライフライン関係・防災関係機関で構成する同協議会は、平成19年度から駅前滞留者訓練を実施し、自助・共助・公助の役割分担による「新宿ルール」を策定するなど、防災対策を進めてきた。
今年4月に東京都が首都直下地震による被害想定を見直したことから、新たな対策も急がれている中、同協議会では、地域連携の新たなしくみ「新宿モデル」の構築に取り組んでいる。主要検討事項として、「災害時の情報収集・伝達」「避難誘導」「災害医療」「建物の安全確認」の4項目を掲げ、地域の連携・協働による「安心して、働き・学び・遊び・集うことのできるまち」の実現をめざしている。

午後2時45分から始まったシンポジウムでは、「安全・安心なまちづくり」に向けて商店街や医療関係者、事業者、行政が、それぞれの立場から意見を交換した。また、商業・業務機能が集積し人口が集中する地域内の関係者が密接に連携し、エリアとしての防災機能を強化する「エリア防災」の考え方と、多数傷病者への対応など「医療連携の必要性」に関する発表があり、来場者は地域連携による防災まちづくりへの知識と関心を高めていた。
参加した中山弘子・新宿区長は、「行政だけの対応や、個々の企業・施設の取り組みだけでは限界がある。地域全体が力を合わせて減災・防災対策に取り組むことが、安全なまちとしての地域価値の向上にもつながっていくはず」と話した。

また、シンポジウムに先駆けて、午後1時30分からは、「新宿西口地域防災サミット」を同センターで開催。
これは、区と企業との「顔の見える連携」づくりをさらに強化するための懇談会として、昨年8月に初めて開催したもの。2回目となる今回も、新宿駅西口に自社ビルや本社機能がある企業のトップが出席し、区と各企業との災害時協力協定による協力体制づくりに向けた意見交換が行われた。

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(新宿駅周辺防災対策協議会事務局)
電話03-5273-4592