稲荷鬼王神社で被災地の写真を展示
東日本大震災を忘れない

最終更新日:2012年5月14日

写真:展示を見学する様子
写真:「ピース・オブ・ジャパン」を見物する様子
新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)で「3がつ11にちを忘れない展」が開催されている。

これは、東日本大震災から1年が過ぎても被災地を忘れないでいたいと、宮城県仙台市や南三陸町での被災者支援活動の写真や記録を展示したもので、仮設住宅での生活風景や地域の交流の様子などが記されている。展示を企画したのは、特定非営利活動法人「コミュニティアート・ふなばし」で、「コミュニティアート・ふなばし」は、歌舞伎町を誰もが安心して楽しめるまちに再生する取り組み「歌舞伎町ルネッサンス」の活動にも協力している。

境内には、プラスチック製のダンボールブロックを使った日本地図「ピース・オブ・ジャパン」も展示。これは、「歌舞伎町ルネッサンス」の活動にも協力している現代アート作家・門脇篤さんが、被災地をはじめ、復興を願う全国各地の有志と制作した作品で、積み重ねたダンボールブロックには、「震災に負けないで」「絆を大切に」などとメッセージが書かれている。
 
宮司の大久保直倫さんは「今回の展示を見た人の被災地への想いや防災意識が高まってもらえればうれしい」と話している。

このほか、神社によれば都内で唯一、月の神・月夜見命と太陽の神・天手力男命の両方をまつっていることから、5月21日の金環日食にちなんだ展示もある。展示は5月19日(土)まで。見学自由。

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稲荷鬼王神社 電話 03-3200-2904