第5回農山村ふれあい市場を開催
歌舞伎町ルネッサンスの東日本大震災復興支援イベント

最終更新日:2012年3月25日

写真:会場の様子
写真:野菜を買い求める列
写真:写真の修復作業
写真:Jouleのトークショー
今日25日、全国各地で農業等を通して地域おこしなどに取り組む団体・自治体が歌舞伎町に集まり、自慢の野菜や果物、特産品を紹介・販売する「農山村ふれあい市場」が区立大久保公園(歌舞伎町2-43)で開催され、多くの来場者でにぎわった(主催:同実行委員会、歌舞伎町タウン・マネージメント)。

このイベントは、歌舞伎町を誰もが安心して楽しめるまちに再生する取り組み「歌舞伎町ルネッサンス」の一環として、大都市新宿と農山村との交流、地域振興、まちのにぎわいづくりを目的に、平成22年7月から開催。東日本大震災後は被災地支援も実施している。5回目となる今回は、被災地や原発事故の風評被害を受けている地域からの出店のほか、特別企画として、工学院大学(西新宿1)の学生による被災地でのボランティア活動の紹介、新宿消防署・新宿区耐震補強推進協議会の協力で耐震相談が実施されるなど、約30の屋台やブースが出店。

会場に駆けつけた中山弘子・新宿区長は、「今回出店いただいた地域は、農水産物・水・電力など私たちの暮らしを支えている大切な場所。今後も継続してイベントを開催し、区との交流を深めていきたい」とあいさつした。

今日は晴天に恵まれ、午前11時の開場直後から、多くの来場者が安くて新鮮なホウレンソウや菜の花などの野菜を買い求めていた。野菜を買った女性は、「野菜を買うことで被災地を応援できれば」と話してくれた。また、新宿区の友好提携都市・長野県伊那市の「ローメン」や、被災地の宮城県女川市から震災時の炊き出しだった「女川カレー」などのB級グルメも出店。来場者は店から流れるいい香りに興味をひかれていた。
 また、工学院大学によるボランティア活動の紹介ブースでは、震災で傷んだ写真の修復作業を実演。実演していた学生は、「今まで被災地から3万枚ほど修復の依頼を受けています。依頼主から感謝されることが何よりうれしいです」と話してくれた。 
そのほか、大久保で活躍する韓国人グループ「Joule」などのトークショーが行われ、会場を大いに盛り上げたほか、ジャズシンガー・いまむら直子さんなどのライブも行われ、来場者はリズムに合わせて体を揺らしていた。

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