第6回新宿区NPO協働フォーラムを開催

最終更新日:2012年3月24日

写真:報告の様子
写真:報告の様子

今日24日、新宿区(区長:中山弘子)は、第6回新宿区NPO協働フォーラムを、牛込箪笥地域センター(箪笥町15)で、新宿NPOネットワーク協議会・区社会福祉協議会との共催で開催した。


区では、多様化する地域の課題やニーズに対応するため、NPO等の団体の専門性・柔軟性を生かした事業の提案を募集し、区と団体が協働で事業を実施する「協働事業提案制度」を18年度に創設するなど、協働によるまちづくりを進めている。


今日のフォーラムの午前の部は、同制度による23年度の実施事業の報告会。歴史的建造物等を地域資産として表彰・保全する事業や、家庭訪問型の子育てボランティア推進事業、赤ちゃん木育ひろば事業等について、実施した5団体(※)が成果や課題などを報告した。

わらべうた体験や親子のコミュニケーションワークショップ等、乳幼児の文化体験事業を実施するあそびと文化のNPO新宿子ども劇場は、「個人グループへのわらべうた体験の出前講座の展開など、参加者の幅が広がった」と報告した。また、聞こえに困っている方の社会参加を支援する東京都中途失聴・難聴者協会は、「聞こえるってこんなに心地よい事だったのかと思った」「難聴について多くを学び、気づくことができた」と難聴者・健聴者それぞれの参加者の声を交えて事業の成果を発表した。


続いて行われた午後の部は、「まちの“サロン”から考える地域づくり~日常のつながりがつくりだす支えあう地域社会」をテーマに講演とパネルディスカッションを開催。坂倉杏介さん(慶応義塾大学グローバルセキュリティ研究所専任講師)が「市民が切り開く、地域の居場所が生み出す可能性」と題して講演し、区内で地域の方が集うサロンを開催する3団体からの事例報告が行われた。


区では、協働の取り組みを区民・NPO等に周知することで、さまざまな主体との連携をより図るとともに、地域を担う人材を発掘し、区民参加・協働の仕組みづくりを推進していく。

 

  • 事業報告実施団体(5団体・報告順)

(1)NPO法人東京都中途失聴・難聴者協会、(2)NPO法人粋なまちづくり倶楽部、(3)NPO法人あそびと文化のNPO新宿子ども劇場、(4)社会福祉法人二葉保育園、(5)認定NPO法人日本グット・トイ委員会
 

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