新宿区自治フォーラム2012を開催
10年後の新宿区をともに考えてみませんか

最終更新日:2012年3月17日

写真:講演する大江守之さん
写真:パネルディスカッションの様子
写真:自治創造研修所の報告書「研究レポート」
今日17日、新宿区(区長:中山弘子)は、「新宿区自治フォーラム2012」を新宿文化センター(新宿6-14-1)で開催。約40名が来場した。

区が平成20年に設置した新宿自治創造研究所(所長:金安岩男・慶應義塾大学教授)では、平成22年度~23年度の2年間、区職員と学識経験者が連携して、新宿区の人口・外国人・集合住宅をテーマにした政策課題を研究。今回で3回目を迎える「自治フォーラム」は、人口の動向などに焦点を当て、研究成果を区民の皆さんに報告するとともに、新宿区について区民・区(行政)がともに考え、ともに自治を担っていくきっかけとなるよう開催。

始めに、人口問題の専門家で新宿自治創造研究所アドバイザーの大江守之・慶應義塾大学教授が「10年後の新宿区を考える」をテーマに講演し、「区内では単身世帯が6割を超えている。中でも高齢者や若者の割合が多いのが特徴。これらの方に、区が今後どのように向き合っていくかが課題」と述べた。

続いて、新宿自治創造研究所アドバイザーである稲葉佳子・法政大学大学院兼任講師、大江守之、牧瀬稔・財団法人地域開発研究所研究部主任研究員、森反章夫・東京経済大学教授の4氏をパネリストに、パネルディスカッションを実施。外国人のテーマでは、「区民の10人に1人以上が外国人。区は、彼らのニーズをどのように汲み上げていくか」、また、集合住宅のテーマでは、「区内の住宅は8割以上が集合住宅で地域とのつながりが希薄。お互いに顔の見える人間関係を形成するためには、区民がどのように取り組めばよいのか」等が議論されると、来場者は興味深く聞いていた。

最後に中山区長が、「多様性に富んだ新宿区にとって、外国人や集合住宅は重要なテーマ。新宿自治創造研究所からの報告書を参考に、どのように施策に反映できるか検討していきたい」と述べ、フォーラムを締めくくった。

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