平成24年度当初予算案を発表

最終更新日:2012年2月15日

新宿区(区長:中山弘子)は、今日2月15日(水)に開催した区長定例記者会見で、平成24年度当初予算案を発表した。

平成24年度予算は、「将来を見据えた財政の持続性を目指すとともに、喫緊の課題に即応し、基本構想の実現に向けて、第二次実行計画達成の堅実な道筋をつける予算」と位置付けた。区財政を取り巻く環境は、より一層厳しい状況が続くと考えられが、厳しいときだからこそ、区民に最も身近な基礎自治体として、徹底して無駄を排除するなど不断の行財政改革に取り組み、持続可能な区政運営に努めていく。

また、24年度は新宿区第二次実行計画(計画期間:24年度~27年度)の初年度にあたることから、各事業を着実に執行していくとともに、基本構想の実現に向けて現場現実を重視し、柔軟かつ総合的に取組みを進めていく。

一般会計の規模は1,372億で、対前年度比19億円、1.4%の減。歳出予算のうち義務的経費は、扶助費は生活保護費の増などにより15億円の増となっているものの、人件費は12億円、公債費は5億円の減となったため、対前年度比2億円、0.3%の減となっている。投資的経費は、弁天町国有地取得などでの増がある一方、区民ふれあいの森用地の取得完了による減などにより、対前年度比3億円、2.3%の減となっている。

平成24年度に重点的に取り組む主な事業は次のとおりです。
1大震災の教訓を踏まえた防災対策の充実…13億5538万4千円
●建築物の耐震化をさらに応援
●擁壁・がけ改修等支援事業を創設
●公園に災害用トイレ等を設置
●道路の無電柱化整備を促進
●災害情報支援システムを再構築
●災害用避難施設と備蓄物資の充実等
●災害時要援護者名簿登録システムの更新等
2暮らしを支えるセーフティネット機能の充実…27億7722万2千円
●高齢者への支援…介護保険サービスの基盤整備(地域密着型サービスの整備、特別養護老人ホームの整備)
●障害者への支援…基幹相談支援センター設置に伴う相談支援体制の充実
●子育て家庭への支援…待機児解消対策・子ども園化の推進
●ホームレス・被保護者への支援…生活保護受給者への就労支援を充実
3環境問題への率先した取組み…4億2381万3千円
●区が率先して取り組む地球温暖化対策
●積極的・計画的なLEDシティ化(道路の節電対策、環境に配慮した商店街づくりの推進)
●放射能対策
4区民の健康、安全・安心の確保…7億6873万7千円
●在宅療養支援の推進
5将来を担う子どもの教育環境の充実…9214万4千円
●発達障害のある児童・生徒への支援体制の強化
●児童・生徒の不登校対策
6新宿の新たな魅力の創造と発信
●漱石山房の復元に向けた取組み…1333万9千円
●(仮称)新宿クリエイターズ・フェスタの開催…900万円

本ページに関するお問い合わせ

平成24年度予算案について…財政課 03-5273-4049
記者発表内容について…区政情報課広報係 03-5273-4064