2月3日 新宿駅周辺防災対策協議会訓練を実施
エリアワンセグなど多様な情報ツールで避難誘導訓練も

最終更新日:2012年1月13日

新宿区(区長:中山弘子)は2 月3日(金)、新宿駅周辺での防災対策訓練を東京都と合同で実施する。

区では災害時の新宿駅周辺の混乱防止のため、事業者・商店街振興組合・鉄道・ライフライン関係・防災関係機関で構成する「新宿駅周辺防災対策協議会」が中心となり、平成19年度から駅前滞留者対策訓練を実施。自助・共助・公助の役割分担による「新宿ルール」を策定するなど、対策を進めてきた。しかし、昨年3月11日の東日本大震災では新宿駅周辺で多くの帰宅困難者が発生。一斉帰宅の抑制や一時収容施設の確保、情報収集伝達などの課題が明らかになった。

今回の訓練は東京都と合同で実施。一斉帰宅の抑制や情報収集伝達訓練、地域の医療関係者と連携した医療救護訓練等を実施する。情報収集伝達訓練では、特定の地域で独自の映像や情報を配信する「エリアワンセグ」の実証実験を実施するほか、大型ビジョン、ツイッター、エリアメールなど多様な情報ツールを使った帰宅困難者の避難誘導訓練を行う。

■訓練の概要
【日時】2月3日(金)午前10時~午後4時
【主体】新宿駅周辺防災対策協議会・東京都・新宿区 
【訓練想定】午前10時に首都圏で東京湾北部を震源とするM7.3(震度6弱以上)の地震が発生
【主な訓練会場】新宿区役所(歌舞伎町1-4-1)、新宿ファーストウエスト(西新宿1-23-7)、東京都健康プラザハイジア(歌舞伎町2-44-1)
【主な訓練内容】
(1) エリアワンセグ実証実験(東口駅前・新宿区役所前・西口ロータリーの3か所)
(2) 区内に基地局のある携帯電話にエリアメール(緊急通報)を訓練情報として発信
(3) 東口現地本部(歌舞伎町1-5-1、区役所第1分庁舎1階)の立ち上げ・運営訓練
(4) 東口・西口の協力企業間での長距離無線LANを使用した災害情報共有訓練
(5) 西口地域医療救護訓練/新宿ファーストウエストを医療救護所に見立て、医師のトリアージ、ボランティアの支援、災害拠点病院への搬送、情報の整理発信を訓練
(6) 東口地域負傷者対応訓練/模擬応急救護所における応急処置、トリアージ等負傷者対応訓練

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