新宿トラッド・ジャズ・フェスティバルinハレクラニ
陽気なリズムでまちを華やかに

最終更新日:2010年11月14日

写真:「お祭り広場」での演奏
写真:要通りをパレード
写真:音楽に合わせてダンス
写真:ライブハウス「新宿ピットイン」で
今日14日、秋の新宿を陽気なジャズの音色で盛り上げるイベント「新宿トラッド・ジャズ・フェスティバルinハレクラニ」(主催:新宿トラッド・ジャズ・フェスティバル実行委員会)が開催された。今年で10回目を迎えたこのイベントは、新宿3丁目周辺のライブハウスや飲食店など21か所の会場で、ニューオリンズ・ジャズやディキシーランド・ジャズを指す伝統的な音楽スタイル「トラッド・ジャズ」の演奏が行われるもの。昨日(13日)と今日の2日間、プロのジャズマンからアマチュアバンドまで、134グループ・約600名のミュージシャンが熱い演奏を繰り広げた。

午前11時、「お祭り広場」と名付けられた要通りでオープニングを飾ったのは、第1回から参加を続けるベテランバンド「バンジョーストンパーズ」。アメリカを中心に活躍するバンジョープレーヤーのチャーリー田川さんも参加し、寄席「末広亭」前などをパレードした。集まった大勢の見物客は、音楽に合わせて踊ったり手拍子をしたりして楽しみ、ミュージシャンと見物客が一体となって盛り上がった。
周辺の店先で食事をする人や買い物で新宿のまちを訪れた人は、突然始まったジャズ演奏に最初は驚きつつも、次第に体全体を使ってリズムを取りながら、迫力ある演奏を笑顔で楽しんでいた。

パスポートチケットを購入すれば入退場が自由となる各店舗の会場でも、ほとんどが満員の盛況ぶりとなった。
ライブハウス「新宿ピットイン」で行われたのは、6名のトランペットプレーヤーが集結した「トランペット・サミット」。個性がぶつかり合いながらも、全体として見事に調和された演奏に、大勢の立ち見も出た客席は熱気と興奮に包まれた。
また、普段は飲食店として営業する店も、軽快なリズムが響きわたるライブハウスに。音楽好きが集まった各店舗では、演奏を楽しみながら音楽談義に花を咲かせる姿が見られた。

「音楽はまちをにぎやかにします」と話すのは実行委員会事務局長の永谷正嗣さん。自身もサックス奏者で、演奏者としても参加している永谷さんは、立ち上げのときからイベントの企画・運営に携わってきた。「10年前、仲間内でワイワイと始めたイベントですが、現在では2日間で2,000名を超える方がこのまちでジャズを楽しんでいます。若い世代や観光客がまちを訪れるきっかけになるよう、これからも音楽でまちを活気付けていきたい」と話してくれた。

区では、新たな文化・芸術の育成と、にぎわい産業の活性化のため、靖国通りから青梅街道に沿った地域(西新宿6丁目~新宿3丁目付近)を「新宿文化ロード」と名付け、10月22日から「新宿文化ロード2010」と題したイベントを実施している。要通り・末広通りを中心に開催された同フェスティバルも文化ロード協賛イベント。このほかにも、個性豊かで魅力あふれるイベントを開催し、秋の新宿を盛り上げる(11月26日まで)。

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