アメリカ合衆国の臨界前核実験に抗議しました

最終更新日:2024年5月20日

 新宿区は、昭和61年3月15日の平和都市宣言により、全ての国の核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現を心から希求しています。令和6年5月にアメリカ合衆国が臨界前核実験を実施したとの報道に接し、区長は、5月20日付けで、新宿区民を代表してジョー・バイデン大統領宛て、核実験実施への抗議文を送りました。


アメリカ合衆国
ジョー・バイデン大統領閣下
 
 貴国が、5月14日にネバダ州の核実験場において臨界前核実験を実施したとの報道に接しました。
 昨年5月のG7広島サミットにおいて、核兵器のない世界の実現を目指すというメッセージを世界に向けて発信するために、「核軍縮に関するG7広島ビジョン」を発表しました。
 また、2021年1月には、被爆者を始めとした多くの人々の核兵器廃絶への強い願いが実を結び、国連において採択された「核兵器禁止条約」が発効しました。核兵器を廃絶することこそ、今後の世界のあるべき姿であり、当区も、平和首長会議の一員として、核保有国とその傘下にある国々を含めた全ての国が条約を締結すべきと考えています。
 このように、核兵器廃絶を求める国際的世論の流れが非常に強まる中、貴政権発足後3回に亘る臨界前核実験を行ったことは重大な問題であると言わざるを得ません。
 国際社会に強い影響力を持つ貴国におかれては、今後、一切の核実験を行わず、核兵器廃絶に向けての先導的役割を果たされますよう、強く要請します。

 
2024年5月20日
新宿区長 吉 住 健 一
 

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