(音声読み上げ用)ユニバーサルデザインまちづくりガイドライン 3-2-2

最終更新日:2012年3月9日

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基本目標2 誰もが快適に過ごせる都市空間づくり

●46~47ページです
【タイトル】 基本目標2 誰もが快適に過ごせる都市空間づくり
基本目標2には、「誰もが快適に過ごせる都市空間づくり」を進めるため、取組6から取組8までを設定しています。
取組6は、 まちを美しく保ち、みどり豊かで快適に利用できる空間を形成する 《美しくうるおいのある都市空間の形成》
取組7は、 さまざまな人々に配慮した快適な歩行空間を確保する 《ゆとりある歩行空間確保》
取組8は、 混雑する駅やバスターミナルでも、快適に利用できる空間を確保する 《交通結節点の利便性や快適性の向上》 となっています。

●48~49ページです
基本目標2の 「誰もが快適に過ごせる都市空間づくり」 に関する新宿区内の現状等を最初に示しています。
【現状】 <新宿区のみどりとオープンスペース>
駅周辺では再開発に併せて 建築物周辺のオープンスペースが確保されていますが、機能的な空間で、高齢者などがゆったりと休める空間は多くありません。
駅前は自動車のために大規模な空間が使われており、ゆったり歩ける空間やみどりが不足しています。また、道路は幅の不足や 地下構造物の影響で 植栽ができずに緑陰が不足している箇所もあります。
新宿区には新宿御苑、戸山公園、新宿中央公園などの大規模なものから、ポケットパーク等までを含めると194箇所、119.8ha (平成23年2月1日現在) の公園があり、区全体の面積の 6.6%を占めています。
また、公園に加え 宅地以外の屋外利用地、未利用地や道路等を含めた空地の面積は 597.0haとなっており、区全体の面積の 32.7%を占めています。
(図の説明) 新宿区の「みどりと公園の整備方針図」が入っています。[出典:新宿区都市マスタープラン]
 新宿区内のみどりと公園の整備方針として、「水とみどりの環」、「七つの都市の森」、「風の道」、「緑陰豊かな街路」等を設定し、緑豊かな憩えるスペースの維持保全と創出を目指しています。
「水とみどりの環」としては、神田川、外ぼり、明治神宮、新宿御苑等をつなぎ、また、「七つの都市の森」として、落合斜面緑地、戸山公園周辺、早稲田大学周辺、外ぼり周辺、明治神宮外苑周辺、新宿御苑周辺、新宿中央公園周辺を設定しています。 (図の説明は終りです。)

次に、区内のみどりとオープンスペースについて、特色ある地域等を紹介しています。
[1]  <下落合周辺>の特色 「武蔵野の貴重な自然」
おとめ山公園は、江戸時代の狩猟地であり、生い茂る豊かな木々、湧水など、都市の貴重な自然が残されています。
[2]  <西新宿周辺>の特色 「広い街路と公開空地」
西新宿周辺は、特定街区や市街地再開発事業等の制度を活用し高い容積率を有する超高層ビル街が形成されていますが、街路も広く、個々の建築物に十分な広さの空地があり、快適な空間をつくりあげています。
[3]  <新宿駅周辺>の特色 「駅前のロータリー」
新宿西口駅前はバスターミナルとロータリーとなっており、自動車用の空間となっていて、人が優先の空間となっていません。
[4]  <新宿御苑>の特色 「都心に残された貴重なオアシス」
新宿御苑は広さ58.3ha、周囲3.5kmもあり、豊かに茂る樹木は1万本を超えます。
明治39年に皇室の庭園として造られましたが、戦後、国民公園となり、数少ないわが国の風景式庭園の名作として多くの方に親しまれています。
[5]  <明治神宮外苑>の特色 「スポーツ、文化施設が集積」
神宮外苑は、銀杏並木と聖徳記念絵画館をシンボルとした洋風の庭園です。
苑内には国立霞ヶ丘競技場や 神宮球場など、国内でも有数のスポーツ施設があります。
[6]  <外ぼり>の特色 「水辺空間の活用」
江戸城の外ぼり跡のうち、新宿区が接している飯田橋から四谷では 今も多くが水辺として残っています。ほり沿いには立派な桜並木があります。
[7]  <箪笥地域>の特色 「地域の緑化の推進」
箪笥地域を「みどりの推進モデル地域」に指定し、不足する地域の緑化を推進しています。

●50~51ページです
基本目標2「誰もが快適に過ごせる都市空間づくり」に関する
取組6は、まちを美しく保ち、みどり豊かで快適に利用できる空間を形成する 《美しくうるおいのある都市空間の形成》、です。
まちのみどりを増やしたり、まちを美しく保つ配慮により、快適で明るく楽しい新宿のまちにしていくことが求められています。
【タイトル】
取組6 《美しくうるおいのある都市空間の形成》に関する◆まちの現状と課題
○まちのみどりが減少しています。
○薄暗い場所や美観が損なわれている場所があり、安心感や魅力の低下を招いています。
以下に具体例をあげて説明します。
【現状1】 ○まちのみどりの減少
道路整備や開発の結果、樹林などの貴重なみどりが失われ、景観や ヒートアイランド現象の抑制などの環境面で重要な まちのみどりが不足しています。 道路沿いは街路樹なども少ないため、うるおいの少ない空間になっています。
(図の説明) 公園の利用域の図が入っています。 区内には公園の利用が不便な地域が存在しています。[出典:新宿区みどりの基本計画] (図の説明は終りです。)
【現状2】 ○緑陰の不足
幅が狭く、沿道に建築物が立ち並ぶ道路では、植栽するスペースが確保できず、十分なみどりや緑陰がありません。
(写真の説明) 新宿駅周辺の道路沿いの風景が写った写真が入っています。 この道路の地下には構造物があるため、植栽が困難でみどりが少ない状況になっています。 (図の説明は終りです。)
【現状3】 ○屋上緑化空間の活用
新宿駅周辺では、屋上緑化が進んでおり、高齢者や障害者、子ども連れの人の休憩、また、交流の空間としても利用できますが、屋上にあるため、利用できることの情報提供が必要です。
(写真の説明) 屋上庭園の写真が入っています。 緑化されて庭園となっている屋上は、利用者の憩いの場となり、環境面の効果も期待されますが、屋上に庭園があることが知られにくいということがあります。 (写真の説明は終りです。)
【現状4】 ○まちの死角や美観の低下
 地下通路やガードしたの空間は、薄暗く危険を感じる空間になりやすく、また、ゴミなどが捨てられている歩道なども多くあります。
(写真の説明) ガードしたの通路の写真が入っています。 以前は薄暗く、夜間の通行に危険を感じるガード下でしたが、改修工事により明るく清潔な空間に改善されています。 (写真の説明は終りです。)
【現状5】 ○工事中のまちの景観
新宿区内では道路や建築物の工事が多数実施されていますが、工事中でもまちのにぎわいへの配慮が必要です。
(写真の説明) 工事現場の写真が入っています。工事現場の仮囲いなどで、まちの景観が殺風景になっている場合があります。 (写真の説明は終りです。)

●右ページです。
【タイトル】
取組6 《美しくうるおいのある都市空間の形成》に関する◆望まれるまちの姿 (課題を解決するための取組の方向性)
○まちのみどりを増やして、さまざまな人々が気持ちよく歩ける空間の創出
○まちの美化を心がけることで、まちのイメージアップと安心感の向上
以下に具体例をあげて説明します。
【改善の提案1】 ○まちのみどりを増やして、さまざまな人々が気持ちよく歩ける空間を創出するために
まちの美化や景観の向上、環境の改善のためには、みどりを増やすことが有効です。
地区計画や みどりの協定、緑化計画制度等を活用し、都市空間のみどりを増やしていくことが必要です。また、建て替えなどで樹木が支障となる場合でも、移植等により貴重なみどりを保護・保全していくことが必要です。区では保護樹木の移植に助成を行いみどりの保全を進めています。
(写真の説明) 道路沿いに花を植えたプランターが置かれた写真が入っています。 新宿区では、道路沿いの緑化推進のため、区と「みどりの協定」を結んだ区民に、プランターや肥料等を支給することで、うるおいのあるまちづくりを進めています。 (写真の説明は終りです。)
【改善の提案2】 ○気持ちよく歩ける道路の緑陰を確保するために
幅が狭く街路樹を設けることのできない道路では、パーゴラやバス停上家などを活用した緑化に取り組むことが必要です。
(写真の説明) みどりあふれるバス停の写真が入っています。 区役所通りや新宿通りのバス停では、パーゴラやバス停上屋を緑化することで歩行空間にうるおいを生み出しています。 (写真の説明は終りです。)
【改善の提案3】 ○まちのイメージアップと安心感を高めるために
高架下などまちの死角になりやすい場所は、明るい色彩の舗装や壁面の採用、広告灯、LEDなどによる明るさ確保、展示などに活用することで、イメージアップと安全性を確保することができます。
明るさが不足しがちな空間では、柱や壁面の広告灯も利用して明るい空間とすることが必要です。
(写真の説明) 新宿大ガードの写真が入っています。 薄暗いなどでイメージがあまり良くないガード下を、明るい色彩の舗装や壁面にして区民ギャラリーとして活用することでイメージアップをしています。
(写真の説明) 新宿三丁目地下通路の写真が入っています。 通路にある広告灯の明るさを利用して、全体的に明るく安心感のある空間にすることができています。
(写真の説明) まちの景観や環境の向上に配慮した工事現場等の写真が入っています。 工事現場の仮囲いに絵を描いたり、植物の棚を並べるなど、工事中の仮設物を工夫することで、まちの景観や環境の向上ができます。 (左写真は、足利市の商店会による工事現場の仮囲いを利用した壁画プロジェクト、右写真は、壁面が花やみどりで埋め尽くされた EXPO2005のバイオラングです) (写真の説明は終りです。)
以下は、□まちをよりよくするための取組例 「協働によるみどり豊かな空間づくりや維持管理」です。
【例1】 ○地域団体と区が協働で街の清掃
新宿区では、毎年5月30日をごみゼロデーとして、地域でまちの美化に取り組む団体等と協力して道路の一斉美化清掃を行っています。
【例2】 ○夏季の区民等の参加による打ち水の実施
新宿打ち水大作戦を区民等の参加により実施しています。 打ち水は、道路表面の温度を下げて涼しさが得られ、ヒートアイランドの抑制に効果があります。
【例3】 ○沿道の緑化
新宿区では、道路のみどりを充実させる「りっぱな街路樹運動」を推進しています。また、「道のサポーター」制度により、地域と協働で、清潔な玄関先を創出する取組を進めています。
【取組6の説明を終わります】

●52~53ページです
基本目標2 「誰もが快適に過ごせる都市空間づくり」に関する
取組7は、さまざまな人々に配慮した快適な歩行空間を確保する 《ゆとりある歩行空間確保》、です。
沿道の建築物周辺のオープンスペースや道路空間等を活用し、みどりや休憩施設等を備えた快適な空間を提供することにより、新宿のまちで行動するさまざまな人々がいつでも一休みできるような都市空間づくりが必要です。
【タイトル】
取組7 《ゆとりある歩行空間確保》に関する◆まちの現状と課題
○歩道には、移動の際に身体的負担が大きい高齢者や 障害者、妊娠中の人、子ども連れの人などの歩行者が、一休みできる休憩スペースが少ない状況です。
○歩行者にとって歩きにくい、幅の狭い道路が残っています。
以下に具体例をあげて説明します。
【現状1】 ○ゆとりの少ない歩道
新宿駅周辺の歩道空間は、植樹帯、バス停、地下鉄出入口、自転車駐輪区画等に使用されていて、休憩スペースを設けるスペースも少ない状況です。 また、ベンチなどの休憩施設があっても、快適に利用できるための充分な管理が行き届いていない場合もあります。
(写真1の説明) 駐輪場になっている歩道の写真が入っています。 駐輪スペースが少ないため、歩道空間が駐輪に使われ、休憩スペースとなりうる歩道わきのスペースがありません。
(写真2の説明) 歩道にある地下鉄出入口の写真が入っています。 歩道にある地下鉄出入口で歩道が狭められ、この部分は通行人が混雑するため、立ち止まることもできない状況になっています。
(写真3の説明) ベンチのあるバス停の写真が入っています。 バス停には、バス待ちだけでなく休憩もできるベンチ付のところがありますが、まちには休憩のできるベンチやスペースなど、少ないのが現状です。
(写真4の説明) 駅周辺の写真が入っています。駅周辺は、多くの人で混雑しているが、休憩スペースの少ない状況です。 (写真の説明は終りです。)
【現状2】 ○住宅地等の幅の狭い道路
住宅地等の道路には、高齢者や障害者、妊娠中の人、子ども連れの人などの歩行者にとって歩きにくい、幅の狭い道路(細街路)が多く残っています。また、狭い道路を走る自動車もあり、安全な交通環境となっていません。道路の拡幅整備には期間を要しますが、さまざまな人の利用に配慮して、ゆとりある空間の確保が必要です。
(写真1の説明) 歩行者と車が接近し、歩きにくい狭い道路の写真が入っています。 狭い道路は、通行上危険なだけでなく、緊急車両の通行に支障をきたす場合もあります。
(写真2の説明) 幅の狭い道路の写真が入っています。 幅の狭い道路では、歩行者と自動車のすれ違いに注意が必要で、危険を感じる場合もあります。 (写真の説明は終りです。)

●右ページです。
【タイトル】
取組7 《ゆとりある歩行空間確保》に関する◆望まれるまちの姿 (課題を解決するための取組の方向性)
○道路のモール化などによる車道の歩行空間への誘導
○細街路の拡幅整備による快適な歩行空間の確保
○道路空間を活用して、高齢者や障害者、子ども連れの人などが休める休憩スペースの創出
以下に具体例をあげて説明します。
【改善の提案1】 ○自動車交通を抑制し、快適に歩ける道路空間を創出するために
歩行者の通行量が多い路線では、一般車両の通行を抑制し、歩行者・自転車に開放するモール化を行うなど、歩行者中心の歩いて楽しい空間を誘導していく必要があります。また、荷さばきスペースの共同化などにより、歩行者中心のみどり豊かな道路空間の形成の検討が必要です。
(図の説明) 道路のモール化の例の平面図のイラストが入っています。 車道幅を狭くして自動車の進入を抑制し、道路の一部に路上荷さばきスペースやバス停を設けるなどにより、歩行者中心の道路空間として利用することで安心して散策やショッピングを楽しむことができます。
(図の説明) 道路のモール化の例の断面図のイラストが入っています。 車線を減らして歩道を拡幅することで、歩行者中心の道路にすることができます。
(写真の説明) 横浜元町ショッピングストリートの写真が入っています。 商店街の道路を、モール化による歩行者中心の空間づくりを行うことで、商店街のにぎわい向上にもつながっています。
(図と写真の説明は終りです。)
【改善の提案2】 ○細街路の整備を進め、ゆとりある歩行空間を確保するために
細街路では、建築物の建替え等にあわせた道路拡幅により、ゆとりある歩行空間を確保していく必要があります。
(写真の説明) 細街路の拡幅された場所の写真が入っています。 細街路は道路沿いの建物の建替え等により、順次拡幅整備されています。 (写真の説明は終りです。)
【改善の提案3】 ○道路空間を活用した休憩スペースを提供するために
交通量の少ない道路や幅に余裕のある道路では、道路空間を活用して休憩施設を確保することが可能です。 高齢者が望む休憩施設の設置間隔は100~200m程度と言われています。 あわせて、「だれでも自由に使える」ことがわかるサインや案内なども工夫することで、多くの人が利用できるようになります。
(図の説明) 歩道沿いにベンチの設置や植栽をした道路の平面図のイラストが入っています。 歩道と道路沿いの敷地の空間を一体的に活用して、ベンチや植栽等の設置などをすることで、ゆとりある歩行空間を創出することができます。
(図の説明) 比較的狭い道路で、休憩スペースなどを生み出すためのイラストが入っています。 生活道路などの狭い道路では、道路に接する前庭部分の一部を開放して、ベンチなどを配置し、高齢者や障害者、子ども連れの人などが散歩しやすくなるように配慮することが必要です。 (図の説明は終りです。)
【取組7の説明を終わります】

●54~55ページです
基本目標2「誰もが快適に過ごせる都市空間づくり」に関する
取組8は、混雑する駅やバスターミナルでも、快適に利用できる空間を確保する 《交通結節点の利便性や快適性の向上》、です。
さまざまな利用者が落ち着いて待ち合せや休憩ができるように、駅前広場の再整備や、乗り換え・乗り継ぎ経路のバリアフリー化、休憩施設を設置するなどして、駅を利用する人、新宿を訪れる人々がゆったりと行動できるようにすることが必要です。
【タイトル】
取組8 《交通結節点の利便性や快適性の向上》に関する◆まちの現状と課題
○駅前は混雑していて、さまざまな人が自由に移動したり、ゆっくりと待ち合わせや休憩ができる空間が少ない状況です。
【現状1】 ○新宿駅東口駅前(アルタ前)では
東口駅前広場が主な待ち合せスペースになっていますが、平日夜間や休日は激しい混雑状況となり、高齢者や障害者、子ども連れの人などがゆったりと休憩できるスペースが少なくなっています。
(写真の説明) 新宿駅東口駅前広場と駅前歩道の写真が入っています。 駅前の広場や歩道は、待ち合わせの人と通行する人が錯綜し、休憩する余地がなくなっています。 (写真の説明は終りです。)
【現状2】 ○新宿駅西口駅前では
地上に駅前広場がなく、歩道では移動する人と待ち合せをする人が錯綜しています。バスターミナルと車道が地上空間の多くを占めており、地上部での歩行者の空間が少なくなっています。 地下は比較的スペースがありますが、通路空間となっているため休憩施設が少ない状況です。
(写真の説明) 新宿駅西口バスターミナルの写真が入っています。 西口駅前の地上部は自動車専用空間として大部分が使われているため、歩行者と待ち合せの人にとっては快適な空間となっていません。 (写真の説明は終りです。)
【現状3】 ○新宿駅南口駅前では
直接甲州街道に面しており、駅前広場がありません。改札前の空間は混雑し、利用者の多方向への動線の交錯が見られます。 待ち合せの利用も多いですが、高齢者などが座って待ち合せや休憩ができるスペース等が全くなく、待ち合せの人と通行する人が錯綜しています。
(写真1の説明) 新宿駅南口駅前の写真が入っています。 駅前に待ち合わせや休憩スペースがなく、人が錯綜しています。
(写真2の説明)新宿駅南口駅前の歩道の写真が入っています。 歩道が狭く、駅に向かう人と駅から出てくる人が錯綜し混雑していて、歩きにくくなっています。 (写真の説明は終りです。)
【現状4】 ○西武新宿駅前では
広場中央の植栽周辺を囲むように自転車駐輪区画が設定され、広場の内側は喫煙スペースとなっています。そのため、高齢者や子ども連れの人などが日差しを避けながら待ち合せや休憩をするのに適した空間がほとんどなくなってしまっています。
(写真の説明) 西武新宿駅前広場の写真が入っています。 待ち合わせの人と通行する人が錯綜し、広場に休憩する余地がなくなっています。また、緑陰はあるが喫煙スペースが近接しているため煙が流れてきます。 (写真の説明は終りです。)

右ページです。
【タイトル】
取組8 《交通結節点の利便性や快適性の向上》に関する◆望まれるまちの姿 (課題を解決するための取組の方向性)
○さまざまな人々が、待ち合せや休憩などで快適に過ごせる駅前広場空間の創出
○待ち合せや休憩する人と移動する人の錯綜を軽減する滞留スペースと移動経路との分離
以下に具体例をあげて説明します。
【改善の提案1】 ○待ち合せや休憩などで快適に過ごせる駅前の空間を創出するために
高齢者や障害者、子ども連れの人などが休憩できるベンチや緑陰を増やし、快適に待ち合わせや休憩できる空間を確保することが必要です。
(写真1の説明) 新宿駅東南口駅前広場の写真が入っています。 広場には、ランドマークとなる植栽と休憩できるベンチで、快適な空間が提供できています。
(写真2の説明) 新宿駅西口ペデストリアンデッキの写真が入っています。 新宿駅西口のペデストリアンデッキには百貨店の入口周辺などの主要な動線上に休憩スペースを設けられていて、快適に過ごすことができます。
(写真3の説明) 沼津駅前にある高さが3段階のベンチの写真が入っています。 高齢者や子ども連れの人などの利用に配慮し座面の高さを三段階にして休憩しやすくしています。
(写真4の説明) 高田馬場駅前にあるバス停の写真が入っています。 バス停わきのガードパイプを、腰掛けとして利用できるようにして、バス待ち時に休むことができるようにしてあります。
(写真の説明は終りです。)
【改善の提案2】 ○待ち合せや休憩と移動動線を分散し、移動しやすい経路を確保するために
ランドマークや休憩施設の設置、緑陰の提供により、待ち合せや休憩するスペースを確保し、移動する人にとっても歩きやすい経路を確保するための動線の分離などの工夫が必要です。また、特に混雑する駅周辺の公共的な空間では、喫煙マナーの向上のための意識啓発や大規模な施設等と連携した受動喫煙防止への取組が必要です。
(写真1の説明) 有楽町にある再開発ビルの写真が入っています。 再開発で作られた広場と歩道を一体的に整備することで、ゆったりとした歩行空間をつくり出すことができます。
(写真2の説明) 京都駅の写真が入っています。 駅の広場と駅ビルを一体的な空間とすることにより、さらにゆったりとした空間を作り出すことができます。
(写真3の説明) 福岡市の喫煙ルームの写真が入っています。 民間施設の1階を喫煙ルームとして一般に開放し、道路を歩く人等への受動喫煙を防止しています。 (写真の説明は終りです。)
【参考】 新宿駅周辺地域まちづくり方針
新宿駅周辺を整備するための計画や構想が検討されています。また、新宿駅南口では、ゆとりのある歩行空間を創り、交通渋滞や交通事故の軽減に向けて、交通結節点整備や新宿跨線橋、地下歩道の整備を進めています。
(図の説明) 新宿駅周辺整備の方針図が入っています。 [資料:新宿区都市マスタープラン新宿駅周辺地域まちづくり方針図] まちづくり方針では、広場空間の確保による駅前空間の充実、靖国通り地下歩行者道の延伸の検討、幹線道路の整備に併せた周辺部のモール化、新宿駅東口・西口・南口間の歩行者回遊動線の充実による利便性の向上、アプローチ動線の確保等による新宿中央公園の利用促進が掲げられています。
(図の説明) 新宿駅南口整備の完成イメージ図が入っています [出典:国土交通省] 
 新宿駅南口地区基盤整備事業により、駅施設とJR駅ビル構想のほか、高速路線バスの関連施設、タクシー乗降場や一般車乗降場等の整備に加え、歩行者広場等の歩行者にもやさしい施設として整備する計画を進めています。(図の説明は終りです。)

【取組8の説明を終わります】

【基本目標2 「誰もが快適に過ごせる都市空間づくり」の説明は終わりです。】

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新宿区 都市計画部-景観・まちづくり課
電話 03-5273-3843 FAX 03-3209-9227

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