定例記者会見(令和6年第4回区議会定例会)区長説明要旨
最終更新日:2024年11月20日
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この発言要旨は、令和6年11月20日(水曜)14時から行われた記者会見における区長説明の要旨を掲載しているものです。当日配布資料もダウンロードできます。
【注】本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。
記者会見の様子は、動画でご覧いただけます。
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- 区長記者会見動画
記者会見の様子は、動画でご覧いただけます。
皆さまにはお忙しい中をご出席いただき、ありがとうございます。 本日は、最近の区政の動きについてご説明するとともに、今月28日から12月9日までの日程により開かれます、「令和6年第4回区議会定例会」の議案等についてご説明申し上げ、区政への一層のご理解を賜りたく、お集まりいただきました。
それでは、資料に沿ってご説明いたします。
お手元の『参考資料1』をご覧ください。
(仮称)新宿区未来につなぐ町会・自治会ささえあい条例の制定
『(仮称)新宿区未来につなぐ町会・自治会ささえあい条例の制定』についてです。
区では、町会・自治会を中心とした地域コミュニティの活性化を図り、暮らしやすいまちの実現にむけて、本条例を制定します。
この条例は、昨年から、町会・自治会、事業者など、皆さまとともに検討を重ね、さらにパブリック・コメントなどで多くのご意見をいただきながら、作り上げたものです。
「(仮称)新宿区未来につなぐ町会・自治会ささえあい条例」という条例の名称については、町会・自治会、条例検討委員会の委員などから名称案を募り決定しました。
本条例では、区民やマンション等の建築主や管理者、その他小中学校、事業者等、様々な主体に対し、町会・自治会への理解と関心を深めるとともに、町会・自治会の活動に参加、協力、連携することを求めていくことから、その役割を定めます。
マンション等の建築主や管理者に対しては、町会・自治会との連絡先の区への報告を義務づけます。区としても、マンション等の住民が町会・自治会の活動に参加するよう働きかけを行っていきます。
本条例の施行に合わせ、町会・自治会の活性化のために必要な施策を総合的に推進するための計画を策定し、条例と一体的に運用することで、地域で活動する様々な主体が地域の一員として将来にわたりまちづくりに携わり支え合う地域コミュニティの実現を目指していきます。
次に、『参考資料2』をご覧ください。
ハロウィーンに実施した路上飲酒制限・滞留防止対策
『ハロウィーンに実施した路上飲酒制限・滞留防止対策』についてです。
区では、10月31日午後5時から11月1日午前5時まで、新宿三丁目及び歌舞伎町一丁目の一部において、路上での飲酒を制限するとともに、酒類販売店へ販売自粛の協力を求めました。また、30名の区職員と75名の委託警備員が路上飲酒・喫煙・ポイ捨て行為への声掛け等を実施したほか、来街者の過渡な集中を防ぐため、シネシティ広場のイベントスペースを封鎖しました。
当日は、特に午後7時から午後11時頃に多くの来街者が訪れ、歌舞伎町周辺が混雑している状況はありましたが、広報や誘導を実施した結果、雑踏事故につながるような滞留状況はありませんでした。
区職員によるパトロールでの声掛け件数は、路上飲酒が
311件、路上喫煙が396件で、そのうち約半数が外国人でした。また、パトロール中に回収したごみは45リットルの袋で12袋、翌朝に回収したごみは90リットルの袋で30袋でした。
声掛けには、おおむね協力的に応じていただき、大きな事故や混乱もなく、マナー・ルールを守って楽しく過ごして欲しいという思いが来街者の皆様へ届いたものと感じております。
今回の対策では、コンビニなどの酒類販売業者をはじめ、新宿駅周辺の事業者や商店街振興組合、宿泊施設、警察など、多くの方にご協力いただきました。この場を借りて、感謝申し上げます。
次に、『参考資料3』をご覧ください。
スポーツでこころもからだも元気に!新宿のスポーツイベントが目白押し!
『スポーツでこころもからだも元気に!新宿のスポーツイベント』についてです。
資料左側をご覧ください。
22回目となる新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンは、今年度も国立競技場をメイン会場に、年明け
1月26日に開催します。
ハーフマラソンでは、従来の神宮外苑、御苑トンネル、神楽坂に、新宿アルタ前を折り返すコースを新たに加えて、新宿の魅力が詰まったコースで実施します。
10月18日で締め切ったエントリーには全種目で合計14,000人を超える申し込みがあり、今年も多くのランナーが新宿の街を駆け抜けます。
会場では、小・中学生や地域団体によるパフォーマンスステージや新宿の魅力をアピールするイベントも開催します。
また、新たな取り組みとして渋谷区で開催する「渋谷・表参道 Women’s(ウィメンズ) Run(ラン)」との相互交流を計画中です。
走る人も応援する人も、多くの皆様に新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンをお楽しみいただければと思います。
資料右側をご覧ください。
新宿区では、誰もが楽しみながらスポーツができる機会を提供するため、パラスポーツイベントを実施しています。
2025年に東京で開催される「デフリンピック」に向けて、競技の魅力を伝える、「デフフットボール体験会」を開催します。また、10月から新規事業として開始した、障害者向け運動教室「新宿ゆにスポ!」では、毎月1回、楽しみながら体を動かす機会を提供しています。
次に、『参考資料4』をご覧ください。
令和7年新宿区「はたちのつどい」の開催
『令和7年新宿区「はたちのつどい」の開催』についてです。
はたちの節目をお祝いするため、令和7年1月13日の成人の日に、20歳の方を対象に京王プラザホテルで令和7年新宿区「はたちのつどい」を開催します。
はたちのつどいでは、新宿区染色協議会の協力のもと、地元の染物職人が制作した着物を、応募で選ばれたはたちのつどい参加者に貸し出すとともに、会場で着物のPR活動にご協力いただきます。令和6年は10着の募集でしたが、令和7年は20着と着物数を増やして実施します。
また、ステージイベントでは、ゲストがはたちの節目を一緒にお祝いし、場を盛り上げます。ゲストは当日発表します。
参加者の皆さまには、友人や懐かしい仲間と楽しいひとときをお過ごしいただければと思います。是非奮ってご来場ください。
次に、『参考資料5』をご覧ください。
外国人観光客向けマナー啓発ENJOY RESPECT “SHINJUKU”について
『外国人観光客向けマナー啓発ENJOY RESPECT “SHINJUKU”』についてです。
新宿区を訪れる多くの外国人の方に新宿の街をより一層楽しんでいただくとともに、快適な旅を過ごしていただくため、新宿のルール、マナー啓発情報、旅行中のトラブル防止や災害時の対応方法といったお役立ち情報を新宿観光振興協会のホームページで発信しています。
ホームページには、新宿観光特使であるゴジラをモチーフにしたENJOY RESPECT“SHINJUKU”のバナーを掲載し、ページ内では、ごみの捨て方や民泊施設の利用の仕方等を外国人観光客にとって分かりやすいピクトグラムを活用して情報提供しています。
また、このホームページの周知を図るため、新宿観光特使ゴジラのオリジナルステッカーを令和6年12月1日から新宿観光案内所をはじめとする区内観光施設で配布します。
外国人観光客の皆様には、本ステッカーを旅のお土産として手に取っていただき、新宿観光振興協会ホームページをご覧いただくことで、より一層観光を楽しんでいただけると思います。
次に、『参考資料6』をご覧ください。
AIオンデマンド交通の実証運行
『AIオンデマンド交通の実証運行』についてです。
区では、高齢者や障害者、子育て世代など、誰もが快適に移動でき、住み続けたいと思える新宿のまちの実現を目指し、これまで、有識者や区内交通事業者等から意見をいただきながら、新たな地域交通の導入に向けた検討を進めてきました。
この度、落合第一・落合第二・戸塚特別出張所管内の一部の地域で、AIオンデマンド交通「にゃんデマンド」の実証運行を開始します。
にゃんデマンドは、決まった経路や時刻表のない予約型の乗合バスです。乗車する方のニーズに応じてAIが送迎順序やルートを設定して運行します。
運行期間は明日11月21日から令和7年3月7日まで、運行時間は平日の9時から17時までとなっています。
車には、乗降用のステップがあるため、安全に乗り降りできるほか、車内にはベビーカーも積み込めるため、子育て世代も安心して利用できます。
区では、この新しい地域交通が、区民の皆様に長く親しまれるものになるよう周知活動に取り組んでいくとともに、より使いやすい交通となるよう実証運行開始後も事業者とともに改善を図っていきます。
次に、『参考資料7』をご覧ください。
新宿区耐震改修促進計画の改定
『新宿区耐震改修促進計画の改定』についてです。
「新宿区耐震改修促進計画」は、住宅などの耐震化を促進し、地震災害による被害を最小限に留める減災社会の実現を目的としています。このたび、前回の改定から3年が経過したことから、進捗状況等を踏まえ、令和7年2月に本計画を改定します。
熊本地震で被害軽減効果があった2000年基準の住宅について、新たに耐震化率の目標値を設定するほか、緊急輸送道路沿道建築物の目標値の変更や緊急道路障害物除去路線の明示等をポイントに本計画を改定し、耐震化の促進を図っていきます。
また、耐震性能を有しない木造住宅を特定し、重点的な普及啓発を行うほか、非木造建築物の工事費高騰等を踏まえ、助成制度を見直すなど、様々な施策を推進し、新宿の高度防災都市化と安全安心の強化に向けて、総合的かつ計画的に取り組んでいきます。
次に、『参考資料8』をご覧ください。
地域の特性を活かしたまちづくりの推進
『地域の特性を活かしたまちづくりの推進』についてです。
資料左側をご覧ください。
環状4号線沿道富久地区では、令和2年10月以降中断していたまちづくり協議会を、環状第4号線整備などの動向に合わせて、今年9月に再開しました。
協議会では、環状第4号線と区域が重複する都市計画公園富久の区域を、周辺の既存公園で代替し、都市計画を変更することを改めて確認しました。今後は、環状第4号線の整備や都市計画公園の計画変更により沿道の街並みが変化することや、地区内に狭小な道路が多いこと等を踏まえて、まちづくりのルールやまちづくり構想を策定していきます。
資料右側をご覧ください。
飯田橋駅東口周辺地区では、飯田橋駅直近ゾーンまちづくり検討会を、令和4年12月から計4回開催しました。本年2月の検討会では、下宮比町(しもみやびちょう)、揚場町(あげばちょう)のまちづくりの検討は、地元が主体となって行っていくことを確認しました。区は両地区のまちづくりの検討状況に応じて、引き続き支援していきます。
高田馬場駅周辺地区では、令和4年7月に策定した「高田馬場駅周辺エリアまちづくり方針」の実現に向けて、学識経験者や鉄道事業者等による「高田馬場駅周辺エリアまちづくり推進検討委員会」と、地元組織代表者等による「高田馬場駅周辺エリアまちづくり推進協議会」による、検討を進めています。
補正予算の概要について
次に、令和6年度11月補正予算の概要について説明いたします。
定例記者会見資料の1ページから3ページに、補正予算の概要を記載していますのでご覧ください。
この度の補正予算は、一般会計の総額で2億5210万8千円です。
主な経費としては、「マイナンバーカードの特急発行」や、「家事育児サポート事業」に要する経費等を計上しています。
概要については、記載のとおりです。
今定例会では、これらを含めた、補正予算案2件、条例案等15件の議案を提出しています。
年収の壁について
最後に、現在、国政の政党間で議論されているいわゆる「年収の壁」について、懸念していることについて述べさせていただきます。
特別区長会の令和5年度の試算によると、現在の103万円の控除額が178万円に引き上げられた場合、23区全体で減収額は約2400億円となる見込みです。区でも新宿区の場合を試算しましたが、約85億円の減収となる見込みです。これは、令和5年度決算における、区の歳入金額 約1831億円の約4.6%にあたります。令和5年度末の財政調整基金残高は327億円でしたので、現在のサービスを維持していくと、最悪の場合、4年で基金は枯渇する計算になります。仮に130万円に引き上げた場合では、23区全体で約860億円、新宿区では約30億円の減収となります。
こうした試算が現実のものとなると、給食費や子供の医療費の無償化やふれあい入浴事業、プレミアム付き商品券事業などをはじめとした、区が独自に提供してきた行政サービスを継続することは難しく、取捨選択しなくてはならなくなります。
また、年金や健康保険などの社会保障制度への影響もあわせて考える必要があります。12月からは来年度の国民健康保険料の保険料率等の議論が始まっていきますが、国民健康保険も被保険者が社会保険に異動する人も出るため、より収入が少ない方の比率が国民健康保険に加入している人の中で高まり、国保料がさらに増額を避けられなくなることも予想されます。
いわゆる人手不足や働き控えの解消に向け、必要な議論が行われていると思いますが、制度の見直しにあたっては、丁寧かつ慎重に議論を進めていただきたいと考えています。
世論調査では、「103万の壁」を無くすことに7割程の方が賛成していると調査結果が報道されています。私も、時間給が上がっている状況で上限金額や労働時間数を適切に変更することは賛成です。しかし、壁を動かした後に何が起きるかを真剣に検討することが必要だと思います。
総選挙が終わって、一種の興奮状態での議論となっていますが、政党のメンツに拘って、政策のメリット・デメリットの検証が不確かな中で結論を急ぐのは止めていただきたいと考えています。
政党間の合意内容の見栄えにとらわれず、真に国民生活を豊かにし、持続可能な社会を作るための政策選択をしていただきたいと思います。国会議員の皆様には、住民サービスを直接提供している地方自治体の財政運営に支障が生じないよう、代替財源の確保など、ぜひ、地元の首長やご自身の政党の所属地方議員にも意見を聞いて、交渉にあたってもらいたいと思います。地方の実態、サービス現場の状況を把握したうえで、制度の改正にのぞんでいただきたいと心から思っています。
以上で、私からの説明を終わります。
今後とも、区政へのご理解、ご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
それでは、資料に沿ってご説明いたします。
お手元の『参考資料1』をご覧ください。
(仮称)新宿区未来につなぐ町会・自治会ささえあい条例の制定
『(仮称)新宿区未来につなぐ町会・自治会ささえあい条例の制定』についてです。
区では、町会・自治会を中心とした地域コミュニティの活性化を図り、暮らしやすいまちの実現にむけて、本条例を制定します。
この条例は、昨年から、町会・自治会、事業者など、皆さまとともに検討を重ね、さらにパブリック・コメントなどで多くのご意見をいただきながら、作り上げたものです。
「(仮称)新宿区未来につなぐ町会・自治会ささえあい条例」という条例の名称については、町会・自治会、条例検討委員会の委員などから名称案を募り決定しました。
本条例では、区民やマンション等の建築主や管理者、その他小中学校、事業者等、様々な主体に対し、町会・自治会への理解と関心を深めるとともに、町会・自治会の活動に参加、協力、連携することを求めていくことから、その役割を定めます。
マンション等の建築主や管理者に対しては、町会・自治会との連絡先の区への報告を義務づけます。区としても、マンション等の住民が町会・自治会の活動に参加するよう働きかけを行っていきます。
本条例の施行に合わせ、町会・自治会の活性化のために必要な施策を総合的に推進するための計画を策定し、条例と一体的に運用することで、地域で活動する様々な主体が地域の一員として将来にわたりまちづくりに携わり支え合う地域コミュニティの実現を目指していきます。
次に、『参考資料2』をご覧ください。
ハロウィーンに実施した路上飲酒制限・滞留防止対策
『ハロウィーンに実施した路上飲酒制限・滞留防止対策』についてです。
区では、10月31日午後5時から11月1日午前5時まで、新宿三丁目及び歌舞伎町一丁目の一部において、路上での飲酒を制限するとともに、酒類販売店へ販売自粛の協力を求めました。また、30名の区職員と75名の委託警備員が路上飲酒・喫煙・ポイ捨て行為への声掛け等を実施したほか、来街者の過渡な集中を防ぐため、シネシティ広場のイベントスペースを封鎖しました。
当日は、特に午後7時から午後11時頃に多くの来街者が訪れ、歌舞伎町周辺が混雑している状況はありましたが、広報や誘導を実施した結果、雑踏事故につながるような滞留状況はありませんでした。
区職員によるパトロールでの声掛け件数は、路上飲酒が
311件、路上喫煙が396件で、そのうち約半数が外国人でした。また、パトロール中に回収したごみは45リットルの袋で12袋、翌朝に回収したごみは90リットルの袋で30袋でした。
声掛けには、おおむね協力的に応じていただき、大きな事故や混乱もなく、マナー・ルールを守って楽しく過ごして欲しいという思いが来街者の皆様へ届いたものと感じております。
今回の対策では、コンビニなどの酒類販売業者をはじめ、新宿駅周辺の事業者や商店街振興組合、宿泊施設、警察など、多くの方にご協力いただきました。この場を借りて、感謝申し上げます。
次に、『参考資料3』をご覧ください。
スポーツでこころもからだも元気に!新宿のスポーツイベントが目白押し!
『スポーツでこころもからだも元気に!新宿のスポーツイベント』についてです。
資料左側をご覧ください。
22回目となる新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンは、今年度も国立競技場をメイン会場に、年明け
1月26日に開催します。
ハーフマラソンでは、従来の神宮外苑、御苑トンネル、神楽坂に、新宿アルタ前を折り返すコースを新たに加えて、新宿の魅力が詰まったコースで実施します。
10月18日で締め切ったエントリーには全種目で合計14,000人を超える申し込みがあり、今年も多くのランナーが新宿の街を駆け抜けます。
会場では、小・中学生や地域団体によるパフォーマンスステージや新宿の魅力をアピールするイベントも開催します。
また、新たな取り組みとして渋谷区で開催する「渋谷・表参道 Women’s(ウィメンズ) Run(ラン)」との相互交流を計画中です。
走る人も応援する人も、多くの皆様に新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソンをお楽しみいただければと思います。
資料右側をご覧ください。
新宿区では、誰もが楽しみながらスポーツができる機会を提供するため、パラスポーツイベントを実施しています。
2025年に東京で開催される「デフリンピック」に向けて、競技の魅力を伝える、「デフフットボール体験会」を開催します。また、10月から新規事業として開始した、障害者向け運動教室「新宿ゆにスポ!」では、毎月1回、楽しみながら体を動かす機会を提供しています。
次に、『参考資料4』をご覧ください。
令和7年新宿区「はたちのつどい」の開催
『令和7年新宿区「はたちのつどい」の開催』についてです。
はたちの節目をお祝いするため、令和7年1月13日の成人の日に、20歳の方を対象に京王プラザホテルで令和7年新宿区「はたちのつどい」を開催します。
はたちのつどいでは、新宿区染色協議会の協力のもと、地元の染物職人が制作した着物を、応募で選ばれたはたちのつどい参加者に貸し出すとともに、会場で着物のPR活動にご協力いただきます。令和6年は10着の募集でしたが、令和7年は20着と着物数を増やして実施します。
また、ステージイベントでは、ゲストがはたちの節目を一緒にお祝いし、場を盛り上げます。ゲストは当日発表します。
参加者の皆さまには、友人や懐かしい仲間と楽しいひとときをお過ごしいただければと思います。是非奮ってご来場ください。
次に、『参考資料5』をご覧ください。
外国人観光客向けマナー啓発ENJOY RESPECT “SHINJUKU”について
『外国人観光客向けマナー啓発ENJOY RESPECT “SHINJUKU”』についてです。
新宿区を訪れる多くの外国人の方に新宿の街をより一層楽しんでいただくとともに、快適な旅を過ごしていただくため、新宿のルール、マナー啓発情報、旅行中のトラブル防止や災害時の対応方法といったお役立ち情報を新宿観光振興協会のホームページで発信しています。
ホームページには、新宿観光特使であるゴジラをモチーフにしたENJOY RESPECT“SHINJUKU”のバナーを掲載し、ページ内では、ごみの捨て方や民泊施設の利用の仕方等を外国人観光客にとって分かりやすいピクトグラムを活用して情報提供しています。
また、このホームページの周知を図るため、新宿観光特使ゴジラのオリジナルステッカーを令和6年12月1日から新宿観光案内所をはじめとする区内観光施設で配布します。
外国人観光客の皆様には、本ステッカーを旅のお土産として手に取っていただき、新宿観光振興協会ホームページをご覧いただくことで、より一層観光を楽しんでいただけると思います。
次に、『参考資料6』をご覧ください。
AIオンデマンド交通の実証運行
『AIオンデマンド交通の実証運行』についてです。
区では、高齢者や障害者、子育て世代など、誰もが快適に移動でき、住み続けたいと思える新宿のまちの実現を目指し、これまで、有識者や区内交通事業者等から意見をいただきながら、新たな地域交通の導入に向けた検討を進めてきました。
この度、落合第一・落合第二・戸塚特別出張所管内の一部の地域で、AIオンデマンド交通「にゃんデマンド」の実証運行を開始します。
にゃんデマンドは、決まった経路や時刻表のない予約型の乗合バスです。乗車する方のニーズに応じてAIが送迎順序やルートを設定して運行します。
運行期間は明日11月21日から令和7年3月7日まで、運行時間は平日の9時から17時までとなっています。
車には、乗降用のステップがあるため、安全に乗り降りできるほか、車内にはベビーカーも積み込めるため、子育て世代も安心して利用できます。
区では、この新しい地域交通が、区民の皆様に長く親しまれるものになるよう周知活動に取り組んでいくとともに、より使いやすい交通となるよう実証運行開始後も事業者とともに改善を図っていきます。
次に、『参考資料7』をご覧ください。
新宿区耐震改修促進計画の改定
『新宿区耐震改修促進計画の改定』についてです。
「新宿区耐震改修促進計画」は、住宅などの耐震化を促進し、地震災害による被害を最小限に留める減災社会の実現を目的としています。このたび、前回の改定から3年が経過したことから、進捗状況等を踏まえ、令和7年2月に本計画を改定します。
熊本地震で被害軽減効果があった2000年基準の住宅について、新たに耐震化率の目標値を設定するほか、緊急輸送道路沿道建築物の目標値の変更や緊急道路障害物除去路線の明示等をポイントに本計画を改定し、耐震化の促進を図っていきます。
また、耐震性能を有しない木造住宅を特定し、重点的な普及啓発を行うほか、非木造建築物の工事費高騰等を踏まえ、助成制度を見直すなど、様々な施策を推進し、新宿の高度防災都市化と安全安心の強化に向けて、総合的かつ計画的に取り組んでいきます。
次に、『参考資料8』をご覧ください。
地域の特性を活かしたまちづくりの推進
『地域の特性を活かしたまちづくりの推進』についてです。
資料左側をご覧ください。
環状4号線沿道富久地区では、令和2年10月以降中断していたまちづくり協議会を、環状第4号線整備などの動向に合わせて、今年9月に再開しました。
協議会では、環状第4号線と区域が重複する都市計画公園富久の区域を、周辺の既存公園で代替し、都市計画を変更することを改めて確認しました。今後は、環状第4号線の整備や都市計画公園の計画変更により沿道の街並みが変化することや、地区内に狭小な道路が多いこと等を踏まえて、まちづくりのルールやまちづくり構想を策定していきます。
資料右側をご覧ください。
飯田橋駅東口周辺地区では、飯田橋駅直近ゾーンまちづくり検討会を、令和4年12月から計4回開催しました。本年2月の検討会では、下宮比町(しもみやびちょう)、揚場町(あげばちょう)のまちづくりの検討は、地元が主体となって行っていくことを確認しました。区は両地区のまちづくりの検討状況に応じて、引き続き支援していきます。
高田馬場駅周辺地区では、令和4年7月に策定した「高田馬場駅周辺エリアまちづくり方針」の実現に向けて、学識経験者や鉄道事業者等による「高田馬場駅周辺エリアまちづくり推進検討委員会」と、地元組織代表者等による「高田馬場駅周辺エリアまちづくり推進協議会」による、検討を進めています。
補正予算の概要について
次に、令和6年度11月補正予算の概要について説明いたします。
定例記者会見資料の1ページから3ページに、補正予算の概要を記載していますのでご覧ください。
この度の補正予算は、一般会計の総額で2億5210万8千円です。
主な経費としては、「マイナンバーカードの特急発行」や、「家事育児サポート事業」に要する経費等を計上しています。
概要については、記載のとおりです。
今定例会では、これらを含めた、補正予算案2件、条例案等15件の議案を提出しています。
年収の壁について
最後に、現在、国政の政党間で議論されているいわゆる「年収の壁」について、懸念していることについて述べさせていただきます。
特別区長会の令和5年度の試算によると、現在の103万円の控除額が178万円に引き上げられた場合、23区全体で減収額は約2400億円となる見込みです。区でも新宿区の場合を試算しましたが、約85億円の減収となる見込みです。これは、令和5年度決算における、区の歳入金額 約1831億円の約4.6%にあたります。令和5年度末の財政調整基金残高は327億円でしたので、現在のサービスを維持していくと、最悪の場合、4年で基金は枯渇する計算になります。仮に130万円に引き上げた場合では、23区全体で約860億円、新宿区では約30億円の減収となります。
こうした試算が現実のものとなると、給食費や子供の医療費の無償化やふれあい入浴事業、プレミアム付き商品券事業などをはじめとした、区が独自に提供してきた行政サービスを継続することは難しく、取捨選択しなくてはならなくなります。
また、年金や健康保険などの社会保障制度への影響もあわせて考える必要があります。12月からは来年度の国民健康保険料の保険料率等の議論が始まっていきますが、国民健康保険も被保険者が社会保険に異動する人も出るため、より収入が少ない方の比率が国民健康保険に加入している人の中で高まり、国保料がさらに増額を避けられなくなることも予想されます。
いわゆる人手不足や働き控えの解消に向け、必要な議論が行われていると思いますが、制度の見直しにあたっては、丁寧かつ慎重に議論を進めていただきたいと考えています。
世論調査では、「103万の壁」を無くすことに7割程の方が賛成していると調査結果が報道されています。私も、時間給が上がっている状況で上限金額や労働時間数を適切に変更することは賛成です。しかし、壁を動かした後に何が起きるかを真剣に検討することが必要だと思います。
総選挙が終わって、一種の興奮状態での議論となっていますが、政党のメンツに拘って、政策のメリット・デメリットの検証が不確かな中で結論を急ぐのは止めていただきたいと考えています。
政党間の合意内容の見栄えにとらわれず、真に国民生活を豊かにし、持続可能な社会を作るための政策選択をしていただきたいと思います。国会議員の皆様には、住民サービスを直接提供している地方自治体の財政運営に支障が生じないよう、代替財源の確保など、ぜひ、地元の首長やご自身の政党の所属地方議員にも意見を聞いて、交渉にあたってもらいたいと思います。地方の実態、サービス現場の状況を把握したうえで、制度の改正にのぞんでいただきたいと心から思っています。
以上で、私からの説明を終わります。
今後とも、区政へのご理解、ご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
- 参考資料1「(仮称)新宿区未来につなぐ町会・自治会ささえあい条例の制定」 [PDF形式:721KB] (新規ウィンドウ表示)
- 参考資料2「ハロウィーンに実施した路上飲酒制限・滞留防止対策」 [PDF形式:663KB] (新規ウィンドウ表示)
- 参考資料3「スポーツでこころもからだも元気に!新宿のスポーツイベントが目白押し!」 [PDF形式:1.1MB] (新規ウィンドウ表示)
- 参考資料4「令和7年新宿区「はたちのつどい」の開催」 [PDF形式:567KB] (新規ウィンドウ表示)
- 参考資料5「外国人観光客向けマナー啓発 ENJOY RESPECT "SHINJUKU"について」 [PDF形式:440KB] (新規ウィンドウ表示)
- 参考資料6「AIオンデマンド交通の実証運行が始まります」 [PDF形式:510KB] (新規ウィンドウ表示)
- 参考資料7「新宿区耐震改修促進計画を改定します」 [PDF形式:980KB] (新規ウィンドウ表示)
- 参考資料8「地域の特性を活かしたまちづくりを推進しています!」 [PDF形式:1014KB] (新規ウィンドウ表示)
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- 記者発表内容について:区政情報課 電話:03-5273-4064
- 予算案について:財政課 電話:03-5273-4049
本ページに関するお問い合わせ
新宿区 総務部-秘書課