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新入職員へのメッセージ

最終更新日:2023年4月3日

おはようございます。新宿区長の吉住健一です。

新入職員の皆さん、新宿区への入区、おめでとうございます。
本日、皆さんは晴れて私たち新宿区職員の仲間入りをしました。心から歓迎します。
皆さんは、学生や社会人等それぞれの経歴を経て、公務員という職種を選びました。期待通りの仕事か、意外性のある仕事か、体験してみなければわからないことが多いと思いますが、夢や希望をもって着実に歩んでいただければと思います。私はもちろん、区の先輩職員達も新宿区の歴史を、本日入区された144名の皆さんとともに刻んでいけることを、心から嬉しく思っています。

皆さんは、今、宣誓されたとおり、本日から全体の奉仕者である地方公務員となりました。これからは、奉仕者、すなわちサービスの受け手ではなくて、担い手として、区民の期待と信頼に応える高い志をもって職務に励んでいただくことになります。

新宿というと、新宿駅西口の超高層ビル街や東口周辺の商業地域、早稲田の学生街、あるいは歌舞伎町などの繁華街を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、新宿区は約34万人が暮らす生活都市であり、神田川やおとめ山公園などの豊かな自然も多く、神楽坂など歴史や風情を感じることもできるような、多様な顔を持つ魅力的なまちです。
こうした新宿のまちで、良質な区民サービスを提供するためには、様々な立場にある区民の目線に立ち、真摯に課題に向き合い、解決に向けて取り組んでいくことが必要です。
また、区民との日々のかかわりは、信頼関係を築く第一歩となります。
丁寧な応対で区民サービスに取り組んでください。
私自身も皆さんの先頭に立って、現場・現実をしっかりと受け止めながら、「暮らしやすさ一番のまち」を目指して精一杯務めてまいります。ともに頑張っていきましょう。

話は少し変わりますが、東日本大震災の発生から、12年が経ちました。
新宿区は、東日本大震災などの被災地支援のため、平成23年度からこれまで延べ216名の職員を派遣し、被災地の復興を支援してきました。
令和5年度も、4名の職員を被災地に派遣し、生活排水路の修繕や、産業振興、広報業務、被災者の生活支援に従事していただきます。
新たに職員となった皆さん一人ひとりにも、新宿区で災害が発生した場合の役割があらかじめ決められています。区民の安全を守るのも、職員の責務です。
災害が発生したとき、配属された職場がどのような役割を担うのか、しっかりと確認しておいてください。危機管理は日常の延長です。日常出来ないことは、非常時には出来ません。このことを強く意識して日々の職務に取り組んでいただくようお願いします。
また、区では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策のほか、コロナ禍からの地域活動の再起動と経済の活性化、物価高騰により影響を受けている区民生活や事業者を支援するため、多くの事業を行っています。
コロナ後を見据え、区民とともに、まちの活気を取り戻していくためには、新宿区職員が一丸となって力をあわせていく必要があります。
皆さん一人ひとりが、新宿区職員の一員であるという気概と使命感をもって、事業の推進に取り組んでいきましょう。

さて、よりよい仕事をしていくためには、みなさん自身が健康であることが大切です。日々の生活に十分留意して、心身の状態を良好に保ち、常に万全の状態で職務に専念できるよう、しっかり自己管理をしてください。
自己管理とは、独りきりで解決するということではありません。精神的にきつい、体調がおかしいと感じたら、早目に上司や医療機関に相談するという意味です。
コロナ禍以降、人と人とが距離を置くことが日常となりました。このようなときだからこそコミュニケーションが大切です。
仕事も悩みも、一人で抱え込まないでください。「忙しそうだな」と思っても、不安なことがあったら、周りの先輩職員に相談してみてください。

結びに、皆さんの今後の活躍を心から期待いたしまして、皆さんを歓迎する言葉といたします。本日は、誠におめでとうございます。

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