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区民サービスの質の維持・向上に向けて、現場に向き合い、自ら考え続けること

最終更新日:2018年3月19日

皆さんおはようございます。区長の吉住健一です。

この冬は、韓国・平昌(ピョンチャン)で開催された冬季オリンピック・パラリンピックで大いに盛り上がりました。
オリンピック・パラリンピックは、相互理解の精神に基づき、スポーツを通して平和な社会の確立を目指す「世界最大のスポーツと平和の祭典」です。出場選手の皆さんの健闘に勇気と元気をもらうとともに、改めて平和の尊さを感じることが出来ました。

2年後の東京大会に向けて、本庁舎や特別出張所等に設置している「デイカウンター」では、大会開催へのカウントダウンを行っています。また、新国立競技場の玄関口となる信濃町駅でも、今月3日に「デイカウンター」の除幕式を開催しました。式典では、まち全体で機運を盛り上げようと、地元の町会、商店会や関係事業者の皆様など多くの方と大会への期待を共有したところです。

区では、東京2020大会の記憶と感動をレガシーとして継承していくため、東京2020大会とその後を見据えた、オール新宿での取組みを進めていきます。その瞬間に立ち会うことになる職員の皆さんも、一緒に盛り上げていきましょう。

先週の16日、平成30年度当初予算が、新宿区議会第1回定例会において承認され、成立しました。
4月からいよいよ新・総合計画や第一次実行計画をはじめ、区の様々な分野での計画がスタートします。
社会経済情勢や行政需要の変化をしっかりと見極めながら、引き続き、質の高い区民サービスの提供に取り組んでいただきたいと思います。

近年、あらゆるものがインターネットを通じてつながるIoT、ビッグデータ、AIなど技術革新が急速に進展し、社会全体に大きな変化を引き起こしています。

少子高齢化・人口減少が進行する中で、こうした技術革新に、迅速かつ適切に対応し生産性の向上につなげることが、日本社会全体の大きな課題です。
財政の健全性を維持しながら、時代にあった質の高い区民サービスを提供するという意味でも、区も、技術革新に適切に対応しながら、生産性を上げる行政運営が求められています。

私は、こうした取り組みをするうえで、最も大切で、基本となるのが、職員一人ひとりが、現場に向き合い、自ら考え続けることだと思っています。
担当する職員自身が、問題にぶつかり、真剣に悩んだ末に生まれたアイデアほど価値のあるものはありません。どれほど技術革新が進んでも、行政として導き出した結論は、判定した道具ではなく、私たち自身が問われるからです。現場現実を知る努力を怠らず、知識や経験によって編み出された工夫は、必ずや区民の立場に立ったものとなると確信しています。

そして、そのためには、アイデアを出し合える、フォローし合える雰囲気やしくみを、職場が持っていることが大切です。思い切りアイデアを出し合い、議論しあって、新しい事業の立案や窓口業務の改善など区民サービスの質の維持・向上に取り組んでください。
ぜひ新年度も、一緒に力をあわせて新宿のまちの発展に力をつくしてまいりましょう。

最後になりますが、この3月31日をもって、89名の職員が退職されます。
退職される皆様におかれましては、長年にわたり区政にご尽力くださいました。心より感謝を申し上げるとともに、今後のご活躍をお祈りいたします。
それぞれの方がこれまで培ってこられた知識やスキルは組織の財産です。各職場ではこうしたノウハウをしっかりと継承し、組織力の向上に役立ててください。

年度末は、今年度の事業の仕上げと来年度の準備を行うなど、職員の皆さんは多忙な時期だと思います。新年度を元気に迎えられるよう、時間の管理と同時に、ご自身の体調管理にも十分留意してください。

本日の放送はこれで終わります。

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