区長の部屋メニュー

地域と進めるまちづくり

最終更新日:2017年7月14日

 皆さんおはようございます。区長の吉住健一です。


 今月はじめの記録的な大雨により、九州北部地方では甚大な被害が発生しました。お亡くなりになられた方に心からお悔やみ申しあげますとともに、被災された皆さまにお見舞いを申しあげます。
 今回のような、短期間に非常に激しい雨が降り続く気象現象が、繰り返し発生しています。豪雨は水害だけではなく、土砂災害や道路損壊も引き起こします。自然災害は、いつ、どこで、誰を巻き込むのか予測ができませんが、被害を最小限に抑えるための努力と工夫を職員の皆さんと共に進めていきたいと思います。
 
 都議会議員選挙に従事された職員の皆さん、お疲れさまでした。都議会議員選挙も終わり、都政と区政が連携する事業のペースが加速すると考えています。
 児童相談所設置や民泊問題、新宿駅周辺整備、施設活用など広域的な課題も多くありますので、今後も都や他自治体と連携しながら住民福祉の向上を目指していきましょう。

 今年度は、現在の総合計画と第三次実行計画の最終年度として総仕上げに取り組むとともに、今後10年間を展望し、区政の方向性に道筋をつける重要な年です。
 現在、30年度からの新たな総合計画と第一次実行計画の策定を行っていますが、8月下旬から9月上旬にかけて、「しんじゅくトーク」の場を通じて、計画の素案を地域の皆さまにお示ししていきます。
 少子高齢化の本格的な到来、住民ニーズの多様化・高度化、先行きの見えない財政状況など自治体の運営環境は大きく変化しています。区は基礎的自治体として持続可能なまちづくりをめざし、総合的な判断のもと、効率的かつ効果的に施策を推進していく必要があります。部門間の連携・協力を含め、全庁を挙げて取り組んでいきたいと考えていますので、よろしくお願いします。

 最近では、さまざまな分野においてIOTが進む中で、ビッグデータの活用やオープンデータの推進といった情報を活用する動きが活発化し、公的統計をはじめとするデータが利用可能となっています。
 計画の策定や政策の方向性を定めるに当たっては、これまでの事業効果の検証はもちろん、将来を見据えたニーズや課題の把握が重要になります。
 的確な現状把握や課題分析を行うためには、これまでの経験や勘だけではなく、正しい情報や客観的データに基づいて、意思決定を行っていく「エビデンスに基づく政策立案」が重要です。
 このため、区では昨年度から新宿自治創造研究所が人材育成センターと連携して「政策立案のための統計データの活用」をテーマに講座を実施しています。パソコンを使って統計の基礎やデータ分析を学んでいただくものです。研究所では、データ活用のための基礎的な手引き書も作成しています。
 職員の皆さんには、ぜひこうした研修に参加して、それぞれが担当する業務について現状や課題の分析を行ってみてください。
 そして、将来にわたって持続的に発展し続ける新しい新宿のまちの実現につなげていただきたいと思います。

 次に、東京2020オリンピック・パラリンピックに向けた取組について触れたいと思います。
先月、都内の全区市町村を巡回してきた「オリンピックフラッグ・パラリンピックフラッグ」が新宿区に引き継がれ、区立小・中・特別支援学校全40校を巡回しました。
 純粋に歓声をあげて喜ぶ子供達の姿を見て、東京に大会を誘致することが出来て良かったと感じました。来週18日には、区民、関係団体、区が一体となって、この大会を盛り上げていくために「新宿区東京2020大会区民協議会」を設置し第1回会議を開催します。
 「区民協議会」からのご意見を踏まえながら、2020年の大会開催の成功に向けて、オリンピック・パラリンピック教育の推進やスポーツ環境の整備、気運醸成などに取り組むとともに、ユニバーサルデザインの思想に立脚した街づくりを進め、都市基盤整備や、文化・観光・産業振興などを積極的に推進します。
 東京2020大会を、区民の方はもちろん職員の皆さんにとっても、開催されて良かったと思えるよう、庁内一丸となって取り組んで行きましょう。

 最後に、夏休みの予定は決まりましたでしょうか。夏季休暇や年次休暇を活用して、家族や友人と心身の健康のためにも、仕事を忘れてリフレッシュする休暇を取ってください。暑い時期ですので体調管理にも気を付けてください。

 本日の放送はこれで終わります。

本ページに関するお問い合わせ