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風通しの良い職場環境を築く

最終更新日:2015年3月13日

 皆さんおはようございます。
 区長の吉住健一です。


 これから年度末を迎え、本年度事業の総仕上げと来年度の準備におわれるなど、職員の皆さんは何かと多忙な時期であると思います。特に、住所の異動に伴って届け出や手続きが必要となる職場の皆さんは、22日の休日開庁日も含めて多くのお客様が来庁して窓口が混雑する繁忙期となります。


 新たに新宿区に転入する方にとっては、届け出や手続きをする窓口が区役所との初めての接点となる方も少なくありません。そういった意味では、その窓口での応対が新宿区に対する第一印象の良し悪しを左右することにつながると思います。


 今年度の区政モニターアンケートでは、「窓口利用時の区職員の応対」について良い・まあまあ良いの合計が前年度比で9ポイント下がっています。忙しさゆえに「ついうっかり」といったことにも注意しながら、改めて窓口サービスは区民と区役所の接点であることを意識して、これまでに引き続き丁寧な応対で区民サービスに取り組んでいただければと思います。また、良い仕事をするには心身の健康が基本となりますので、体調管理にも心をとめ、互いに力をあわせて区政を進めてまいりましょう。

 さて、年度末、年度初めは別れと新たな出会いの季節です。
 この3月31日をもって115名の職員が退職されます。退職される皆さまには、これまで情熱をもって仕事に取り組み、区民のために、また新宿区のために長年にわたり区政にご尽力くださいましたこと、心より感謝申し上げます。今後は、それぞれの方がご自身で選ばれた新たな道に踏み出していくことになりますが、これからもお元気で、またそれぞれの舞台でご活躍なさることをお祈り申し上げます。


 もう一つの別れと新たな出会いは、年度替わりの職員の人事異動です。実績を重ねてきた職場からまったく経験のない職場に異動される方、これまでやってみたかった職場に異動される方など様々であると思います。また、新規で入区する職員や他団体から転入してくる職員を含め、人事異動により各職場に新しい風が吹き込みます。
 人事異動は、異動の当事者にとっては環境が変わることで負担となる部分もありますが、職場に新たなメンバーが加わり、これまでにない視点から意見が投げかけられるなど職場の雰囲気に変化を与えるものです。そして、職場内の意見交換が活発化されることを通して、仕事の目標や使命感を共有できるチームワーク良好な、風通しの良い職場を築く大きな機会ともなります。


 職員の皆さんが存分に力を奮い、組織の力を最大限に発揮できる風通しの良い職場があってこそ、サービスの向上を通して区民の信頼を獲得し、区政の諸課題を解決して施策目標を達成できると考えます。異動した方、新たな方を受け入れる職場の皆さんには、ぜひ人事異動のプラス面を捉えて、さらに働きやすくチームワーク良好な職場づくりに努めてください。


 ここで職員が思いや使命感を共有して行う素晴らしい取り組みをご紹介します。
 今月の23日から27日まで「派遣職員と被災地復興の4年間」と題して、宮城県亘理町と山元町の復興写真展を本庁1階ロビーで開催します。
 新宿区は、東日本大震災後に被災地支援のために宮城県を始め様々な被災地に、短期77名、中長期56名の職員を派遣してきました。今回の展示は、亘理町と山元町の復興支援に携わった職員が、被災地の復興支援といった貴重な体験を区民や職員を始め多くの皆さまにお伝えし、復興とは何なのか、派遣職員の役割とはどのようなものなのかを考える機会にできればとの思いをもとに、亘理町と山元町のご協力により開催するものです。職員の皆さんにもご覧いただき、思いをひとつにして今後も被災地支援に取り組んでいきたいと思います。


 最後に、職員の皆さんは歌舞伎町に出現したゴジラをご存知でしょうか。
旧コマ劇場跡地に建設してきた新宿東宝ビルのテラスから頭をだしたゴジラが新宿駅からも見ることができます。私が小学生であった昭和59年には、9年ぶりに復活した「ゴジラ」が映画館で放映されていたと記憶しています。そうしたゴジラ映画に登場した怪獣を題材に、今月末には歌舞伎町アートプロジェクトの一環として、西武新宿駅前通りのトランスボックス9基がアーティストによる作品で彩られ、怪獣ストリートが出現します。
4月16日には、新宿東宝ビルのオープニングイベントがあり、整備されたセントラルロードのお披露目も同時に行います。
 職員のみなさんも、歌舞伎町の街並みの変容をぜひご覧いただければと思います。

 本日の放送はこれで終わります。

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