歌舞伎町のホストクラブ等における高額請求の被害者が安心して相談できる体制づくりを進めます

　歌舞伎町のホストクラブ等において、高額請求が原因で借金を負ってしまった女性がＤＶを受けたり、性風俗営業に誘導されたり家族のもとに借金の取り立てが行ってしまっている事例が発生しています。女性自身がだまされていて不当な契約であると認識できていない、恋愛感情を持たされてしまっていて、相手方を訴えることができないということもあり、事件化している案件は氷山の一角と言われています。区内で起きている消費者被害であることから、地元の歌舞伎町商店街振興組合、被害女性等の支援団体、歌舞伎町の防犯を担っている新宿警察署と連携してこの問題に対応していきます。区は、被害者や被害者家族からの法律相談を実施するとともに、キャンペーン活動を通じて支払い不能なつけ払いでの飲食を未然に防ぐと同時に、無理な請求を受けた人が安心して相談できる体制づくりを進めます。歌舞伎町の生みの親・故鈴木喜兵衛氏は「道義的繁華街を建設したい。物を売るにもお客様の立場になって商売をする。これを道義商道と云う。道義商道に基づく繁華街を建設したい。」と述べています。東洋一の繁華街として発展する礎を創った先人たちが今の歌舞伎町の姿を知ったら、嘆くのではないかと考えています。

　大久保通り周辺では来街者が増加し、店舗前に滞留して買物や飲食をする方が増え、通行の妨げやごみのポイ捨てなどの問題が発生し、お住まいの皆さまにご不便をおかけしています。区では、通行の妨げにならないような立ち止まりや、店内・西大久保公園等での飲食、ごみのポイ捨て・路上喫煙の禁止を呼びかけていますが、より実効性のある対策が実施できるよう、今後、町会、商店会、新宿韓国商人連合会、大学等と官民一体となって取り組みます。取り組みでは、混雑・環境対策に加え、「大久保つつじ」や「鉄砲組百人隊行列」等の地域の歴史的・文化的な資源を活用し、まちの魅力づくりも推進していきます。
　新宿中央公園では来月1月14日まで水の広場と眺望のもりを会場にイルミネーションイベント「ＴＷＩＮＫＬＥ ＰＡＲＫ」を開催しています。水の広場（ナイアガラの滝）でのイルミネーションのほか、12月22日・23日にはハンドベルコンサートも開催します。光で装飾された新宿中央公園にぜひお越しください。

令和5年12月15日