梅毒の患者報告数が増加しています!
最終更新日:2024年8月1日
ページID:000033754
近年、梅毒の患者報告数が増加しています。都内の令和5年(2023年)の梅毒患者報告数は3,701件で、平成11年(1999年)の調査開始以来、過去最多となりました。
【東京都の梅毒の患者報告数推移】

梅毒とは
梅毒トレポネーマという病原体に感染することでおこる感染症です。主にセックスなどの性的接触で、粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。感染すると、性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹が現れたりしますが、一旦症状が消えるため治ったと間違われることがあり、発見が遅れる危険があります。
感染経路
菌を排出している感染者との粘膜や皮膚の接触を伴うセックス(膣性交、肛門性交、口腔性交)などで感染します。
何度でも感染します
一度治療で完治しても免疫ができるわけではないので、何度でも感染します。
また、自分だけが治療をしてもパートナーから再感染したり、その逆もあるため、パートナーと一緒に治療をすることが大切です。
また、自分だけが治療をしてもパートナーから再感染したり、その逆もあるため、パートナーと一緒に治療をすることが大切です。
症状
梅毒は感染した後、経過した期間によって症状や出現する場所が異なります。また、全く症状が出ないこともあります。
主な症状の経過
【1期】
感染後約3週間で、感染した場所(性器、肛門、口腔内、口唇など)に、しこりやできもの、ただれなどができます。
これらの症状は痛みがない場合が多く、治療しなくても数週間で症状は消えます。
【2期】
1期の症状が一旦消えた後に、1~3か月経つと、手のひらや足の裏など全身に赤い発疹 やブツブツができます。
治療しなくても、数週間~数か月で症状は消えます。
【潜伏梅毒】
症状がないまま何年も経過することがありますが、皮膚や内臓で病気は静かに進んでいます。
【後期梅毒】
感染してから数年~数10年後に、心臓、血管、神経の異常が現れることがあります。
感染後約3週間で、感染した場所(性器、肛門、口腔内、口唇など)に、しこりやできもの、ただれなどができます。
これらの症状は痛みがない場合が多く、治療しなくても数週間で症状は消えます。
【2期】
1期の症状が一旦消えた後に、1~3か月経つと、手のひらや足の裏など全身に赤い発疹 やブツブツができます。
治療しなくても、数週間~数か月で症状は消えます。
【潜伏梅毒】
症状がないまま何年も経過することがありますが、皮膚や内臓で病気は静かに進んでいます。
【後期梅毒】
感染してから数年~数10年後に、心臓、血管、神経の異常が現れることがあります。
予防のポイント
【1】パートナー同士の感染の有無の確認、感染していたらお互いに治療する
自分が感染し、治療をしてもパートナーが感染しており、治療していなければ再感染してしまいます。心配なことがあればお互い
に検査を受け、完全に治すことが大切です。
【2】不特定多数との性行為は避ける
不特定多数のヒトとの性的接触は梅毒だけでなく、その他の性感染症に感染するリスクを高めます。
【3】コンドームを適切に使用する
粘膜や皮膚が梅毒の病変と直接接触しないように、コンドームを適切に使用しましょう。
ただし、コンドームで覆わない部分から感染する可能性もあるため、完全に予防できるわけではありません。
自分が感染し、治療をしてもパートナーが感染しており、治療していなければ再感染してしまいます。心配なことがあればお互い
に検査を受け、完全に治すことが大切です。
【2】不特定多数との性行為は避ける
不特定多数のヒトとの性的接触は梅毒だけでなく、その他の性感染症に感染するリスクを高めます。
【3】コンドームを適切に使用する
粘膜や皮膚が梅毒の病変と直接接触しないように、コンドームを適切に使用しましょう。
ただし、コンドームで覆わない部分から感染する可能性もあるため、完全に予防できるわけではありません。
妊婦さんは特に注意が必要です
妊娠中に梅毒に感染すると、お腹の赤ちゃんに感染してしまうことがあります。お腹の赤ちゃんに感染すると、死産や早産になったり、生まれてくる子供の神経や骨などに異常をきたすことがあります(先天梅毒)。
先天梅毒を防ぐために、妊娠がわかったら妊娠届を出して、妊婦健診を受けましょう。
先天梅毒を防ぐために、妊娠がわかったら妊娠届を出して、妊婦健診を受けましょう。
検査・相談
予防啓発リーフレット
本ページに関するご意見をお聞かせください
区政についてのご意見・ご質問は、ご意見フォームへ。