(音声読み上げ用)ユニバーサルデザインまちづくりガイドライン3-1-3

最終更新日:2012年3月9日

2 ユニバーサルデザインの視点でのまちづくりの取組(後編)

●27ページです
《新宿区の『地域特性』の多様性》
新宿区には49の鉄道駅があり、JR、地下鉄、私鉄網が整備され公共交通が充実しています。その一方で、坂が多く、高齢者や障害者などが移動しにくい面もあります。
区内には、新宿駅周辺のような通勤・通学者や買い物客、外国人が集まる地域、神楽坂のような観光地、落合のような住宅地など、さまざまな人々がまちを移動し利用しています。
新宿区内全体としての特性としては、
特性1 「大学や専門学校が多く立地」
 学習院女子大学、工学院大学、東京理科大学、早稲田大学など、区内には多くの大学が立地しています。そして、専門学校も多く立地しています。
特性2 「坂が多く存在」
新宿区は、台地に低地が入り組んでいる地形であり、多くの坂があります。高齢者や障害者等にとっては、移動の負担が大きくなっています。

<中井駅周辺>の『地域特性』 みどり豊かな急坂が多く存在
中井駅周辺は西落合方面から神田川に向けて斜面を形成しており、幅が狭く急な坂が多くあります。一の坂から八の坂まで名づけられ、住民に親しまれています。その一方で、高齢者や障害者などにとっては、移動の負担が大きくなっています。
<早稲田周辺>の『地域特性』 路面電車が走る地域
新宿区にはかつて10路線の路面電車が走っていました。現在は都営荒川線の面影橋駅と早稲田駅の2駅があり、地域に密着した交通機関として利用されています。
<高田馬場駅周辺>の『地域特性』 福祉関連施設の多い地域
障害者施設や点字図書館等の福祉関連施設が数多く立地しています。
高田馬場駅を中心とした一体は、バリアフリーのまちづくりを重点的に進めている地域(重点整備地区)です。
<神楽坂周辺>の『地域特性』 風情ある江戸情緒を残すまちなみをもつ地域
神楽坂周辺は寺社や文化財が多く、神楽坂通りから一歩裏に入ると地割りや路地など、江戸時代の形態を今も残しており、黒塀の続く石畳の風情あるまちなみを形成しています。その一方で、路地が多く車いす使用者が通行しにくい場合があります。
<新宿駅東口周辺>の『地域特性』 個性ある繁華街が集積
新宿駅東口周辺は百貨店が集中し買い物に便利なだけでなく、文化・芸術スポットと飲食店等が混在する歌舞伎町、狭小ながら雰囲気のある店舗が並ぶゴールデン街など、多様な性格をもったエリアです。
高齢者や障害者、外国人などさまざまな人々が安心して買い物や観光ができるような配慮が必要です。
<新宿駅>の『地域特性』 日本を代表する都市の拠点
新宿駅は、JRや地下鉄、私鉄とさまざまな列車が乗り入れており、1日あたり約369万人の乗降客数を有する駅です。駅構内や駅は混雑していて、待ち合わせや休憩する空間が不足しています。また、鉄道の乗り換えや地下街など、慣れない人にはわかりにくい構造になっています。
(図の1) 新宿区の都市交通整備方針図が入っています。
(図の1の説明) 新宿区内の鉄道網と幹線道路・地区内主要道路等を示した道路網、駐車場整備地区、交通バリアフリー重点整備地区等を示した地図が入っています。[出典:新宿区都市マスタープラン]
(図の2) 新宿駅周辺建物の用途別利用現況図が入っています。
(図の2の説明) 新宿駅周辺には、商業・業務施設が集積している状況が見て取れます。[出典:新宿区の土地利用2008]

【ユニバーサルデザインの視点でのまちづくりの取組、(前編)、(中編)、(後編)】はこれで終わりです。

ここをクリックすると「基本目標1」に移動します。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 都市計画部-景観・まちづくり課
電話 03-5273-3843 FAX 03-3209-9227

本ページに関するご意見をお聞かせください

本ページに関するアンケート
本ページの情報は役に立ちましたか?以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。
本ページは見つけやすかったですか?以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。

区政についてのご意見・ご質問は、ご意見フォームへ。