区長の部屋

  先月8日、気象庁から、南海トラフ地震の想定震源域で大地震の可能性が高まっているとして、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」が発表されました。本地震が発生した場合、区内も震度5弱あるいは5強の地震が想定されており、生活に大きな影響を及ぼすことが見込まれます。区では、備蓄物資の充実や区民の皆さまと協働した防災訓練等の実施等、地域防災力の向上に努めています。10月から順次、携帯トイレや防災情報冊子等をまとめた在宅避難啓発セットを全世帯に配布するほか、11月には警察や消防など各防災関係機関と連携した総合防災訓練を実施する等、災害に強い体制づくりを進めています。皆さまにおかれましては、災害への日頃の備えをお願いします。
 
 先日決定した2つの区指定文化財を紹介します。1つ目は仏教の世界観を表す絵画で「太宗寺の無量寿経曼荼羅・阿弥陀経曼荼羅」です。すでに区指定有形文化財となっている「太宗寺の観無量寿経曼荼羅」とともに浄土三部経に基づく曼荼羅で、同寺における浄土宗教義の普及に重要な役割を果たした貴重な文化財です。2つ目の「藤田嗣治(レオナール・フジタ)旧居跡」は、画家・藤田嗣治氏が、昭和8年から約3年間暮らした住居跡です。藤田氏は東京市牛込区に生まれフランスに渡り、ピカソ等とも交友した国際的に評価された画家で、本史跡は藤田氏の数少ない国内の制作拠点であり大変貴重な場所です。区は、こうした文化財を保護・周知し、地域の歴史や文化を後世に伝えていきます。
 
 パリ2024オリンピック・パラリンピックが閉幕しました。スポーツへの関心が高まる中、区では、秋から春にかけ、オリンピアン・パラリンピアン等を招いたスポーツ体験やクリアソン新宿と連携した障害者向け運動教室等を実施します。誰もがスポーツに楽しめるよう、さまざまなメニューを用意していますので、ぜひご参加ください。また、11月11日、国立競技場でクリアソン新宿の試合が開催されます。スポーツの力で新宿を元気にしてくれる地元チームを一緒に盛り上げましょう。
 
区長の部屋メニュー
写真:新宿区長 吉住健一
新宿区長
吉住健一
令和6年2月16日 令和6年度 区政の基本方針説明を公開しました
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