被爆体験講話をオンライン開催
区立中学校2年生全員が被爆体験講話を通じて平和を考える

最終更新日:2021年7月16日

オンライン開催の様子
講話を聴く様子
講師の様子
オンライン開催の様子
7月16日、新宿区(区長:吉住健一)は、長崎市の被爆者である田川博康氏を講師に招き、区立中学校及び養護学校中等部の2年生を対象に被爆体験講話を開催した。なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえ、長崎市と各区立中学校及び養護学校をオンラインで結び実施した。

講師の田川氏は、12歳の時に長崎市で被爆し、両親を亡くされた。当時の被爆体験がトラウマとなり、80歳まで当時の体験を話すことができなかったが、その後、原爆の悲惨さや平和の尊さを語り継ぐ活動を行っている。
中学生たちは、被爆体験講話に向けて、原子爆弾のことや当時の被害状況を事前に学習し、戦争による被害をより理解できるよう準備を行った。
7月16日は、田川氏の被爆体験講話を聞いた後、全校生徒のうち代表者3名がそれぞれ、田川氏にオンラインで直接質問を行い、平和に対する理解を深めることができた。
中学生とともに田川氏の被爆体験講話を聴講した吉住区長は、田川氏の凄惨たる被爆体験に「戦争のない平和な世界が一日も早く訪れることを私も願っております。」と、恒久平和へのメッセージを送った。

今回講師として登壇された田川氏は今年で88歳。年々戦争体験者が高齢化していく中で、戦争を知らない世代が、実際に戦争を体験した方から話を伺える機会は減少している。
 
区は、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるために、今後も平和啓発普及活動の更なる推進に取り組んでいく。

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