3月11日オープン　下落合図書館
落成式を開催

明日11日（土）、新宿区（区長：吉住健一）は、旧中央図書館跡地（下落合1-9-8）に新たな地域図書館、下落合図書館をオープンする。新設の新宿区立図書館は、大久保図書館（平成6年開館）以来、23年ぶり。

区民に親しまれる魅力的な図書館となるよう、下落合図書館にはさまざまな設備を設置している。地域住民が気軽に立ち寄り交流できる、テラスと一体となった「オープンライブラリー」、高齢者や聴覚障害のある方が、講演会・映画会等を聴講する際、音声を聞き取りやすくするための機器「ヒアリングループシステム」、神田川に生息する生き物を観察できる「ビオトープ（水槽）」、タッチパネルの閲覧席管理システムなど、より多くの方々が気軽に、快適に利用できるよう今までの区立図書館にない設備も揃えた。
所蔵資料は、一般書約4万8,000点、児童書約1万2,000点、CD・DVD資料約5,200点。関連する資料をまとめた特設コーナーとして、生活課題の解決を支援する「介護・高齢者支援コーナー」や「育児・家庭支援コーナー」、染色等の新宿の地場産業を紹介する「地場産業・地域資料コーナー」を設けている。
また、災害時に周辺地域への物資供給拠点となる防災備蓄倉庫を設置するほか、3月6日に移転した西部工事・公園事務所も併設。さらに、4月に開所する介護施設と認可保育所の複合施設である「ヘルスケアタウン下落合」も隣接する。

今日10日に行った落成記念式典では、吉住区長のほか区議会議員、地元住民などが参列。檀上のテープカットに合わせて各書架のリボンに参列者が各々はさみを入れる「書架開き」を行い、開館を祝った。その後内覧会も行い、天井の高い開放的な館内や特徴的なデザインの窓・照明などをお披露目した。