稲荷鬼王神社で小泉八雲展を開催

最終更新日:2015年9月17日

写真:八雲の怪談本
写真:耳なし芳一の立体絵画
写真:赤い鳥の表紙絵
新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)で、「怪談」「雪女」「耳なし芳一」などを執筆した小説家・随筆家の小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、1850年~1904年)の怪談本や立体絵画を展示している。

小泉八雲は、ギリシャのレフカダ島生まれ。日本に魅せられて1890年(明治23年)に来日し、熊本の第五高等学校で英語を教えた後に新宿に住み、東京帝国大学で教鞭をとった。神社近くの区立大久保小学校には終焉の地の記念碑、同校近くには区立小泉八雲記念公園がある。
稲荷鬼王神社では、神社所蔵の明治時代に刊行された八雲の怪談本や境内の欄干で制作した木製の立体絵画「耳なし芳一」を展示。訪れた方は、怪談本の色鮮やかな挿絵や、迫力のある立体絵画に見入っていた。

境内では、昭和初期に神社の近くにあった児童文学の雑誌社「赤い鳥社」や映画館「大久保館」にちなんだ神社の所蔵資料も展示。児童文学誌「赤い鳥」全号の表紙絵や、懐かしの映画ポスター・パンフレットなどがずらりと並んでいる。
展示は9月21日(祝)まで。見学自由。9月20日(日)午後5時~5時30分には、同神社境内でギリシャの古楽器「プサルタリー」の演奏会を開催する。

宮司の大久保直倫(なおとも)さんは、「今年は八雲生誕の地であるギリシャの古楽器・プサルタリーの演奏会が目玉。美しい音色に耳を傾けながら、映画や文学にゆかりの深い歌舞伎町の歴史を感じてもらえれば」と話している。

本ページに関するお問い合わせ

稲荷鬼王神社 電話03-3200-2904

本ページに関するご意見をお聞かせください

本ページに関するアンケート
本ページの情報は役に立ちましたか?以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。
本ページは見つけやすかったですか?以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。

区政についてのご意見・ご質問は、ご意見フォームへ。