おとめ山公園の拡張整備が国土交通大臣賞を受賞
都市公園等コンクール・設計部門

最終更新日:2015年10月30日

おとめ山公園の拡張整備が国土交通大臣賞を受賞小写真1
おとめ山公園の拡張整備が国土交通大臣賞を受賞小写真2
平成26年10月に全面開園した区立おとめ山公園(下落合2-10)の拡張工事が、第31回都市公園等コンクール(主催:一般社団法人日本公園緑地協会)・設計部門で国土交通大臣賞を受賞し、今日30日、日本消防会館ホール(港区虎ノ門2-9-16)で表彰式が行われた。

昭和44年に区立公園として開園したおとめ山公園は、江戸時代には徳川将軍家の鷹狩場で、庶民の立ち入りを禁止していたため、「おとめ山(御留山、御禁止山)」と呼ばれたことがその名の由来である。
新宿区(区長:吉住健一)は、隣接する国有地等を取得し、区民や専門家等で構成された検討会をはじめ、区民との意見交換会やシンポジウムを通して整備計画の検討を行い、「落合崖線に息づく生命と記憶の再生」をコンセプトに平成24年度から拡張整備工事を開始、26年10月に全面開園した。

この拡張整備では、かつてこの土地にあった谷戸地形(谷が入り込んだ起伏のある地形)や武蔵野の原風景である雑木林を再生。子どもから高齢者まであらゆる世代が公園の魅力を体感できるよう、誰もがのびのびと楽しめる「みんなの原っぱ」や、木々の間を散策しながらバリアフリーで園内を巡ることができる「林間デッキ」などを整備した。さらに、貯水槽やソーラー照明等の防災設備を新たに設置し、災害時における避難場所としての役割も担う安全・安心を高める地域の防災拠点とした。

都市公園等コンクールは、技術水準の向上と新たな時代の都市公園創造に寄与することを目的に、優秀な都市公園等の設計・施工等を毎年表彰しているものである。今回の受賞では、江戸期より連綿として続く土地の記憶を再生したことや、地域の利用者と丁寧な合意形成を図りながら設計意図を明確にした設計方法などが高く評価された。
今日の表彰式には、吉住区長のほか、区と共に設計に携わった中央大学理工学部人間総合理工学科環境デザイン研究室の石川幹子教授、(株)東京ランドスケープ研究所(代表取締役:小林治人)の佐々木亨ディレクターが出席し、国土交通大臣から表彰状が授与された。

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新宿区 みどり土木部-みどり公園課
公園計画係 電話03-5273-3915

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