新宿区の友好都市ベルリン市ミッテ区へ青少年を派遣
青少年交流事業

友好提携都市ベルリン市ミッテ区に、8月18日（火）～30日(日)の13日間派遣される青少年派遣員が新宿区役所（歌舞伎町1－4－1）を訪れ、派遣先での交流や学習の抱負を吉住健一区長に話した。

この事業は、両区の青少年が相互理解と交流を深め、自らの地域社会を考えるきっかけとなることを目的とし、新宿区と友好都市提携を結ぶベルリン市旧ティアガルテン区（現在のミッテ区）との間で始まったもの。ドイツ連邦共和国ベルリン市の中心に位置するミッテ区は、ドイツ連邦議会議事堂などの首都機能が集まり、ブランデンブルク門や博物館・美術館・森鴎外記念館など歴史的に有名な建造物や文化施設が立ち並ぶ緑豊かなまち。

平成4年からベルリンへの派遣と新宿への受入れを毎年交互に実施し、交流を重ねてきた。参加する青少年には、日本と異なる生活習慣や文化を体験し、その背景にある考え方を学ぶとともに、新宿、そして日本の現状を紹介し、お互いの理解を深めることが期待される。

　今日は、高校生から大学生まで12名の青少年派遣員が参加。吉住区長は「ものの考え方や感じ方、文化の違いなどを実感し、楽しみながらもなにかを吸収して帰ってきてください」と激励し、青少年派遣員は「ドイツの同世代の青少年とたくさん話がしたい。ドイツのことを学ぶだけでなく、日本や新宿のことを伝えたい」「自分が興味のある環境問題について、環境先進国であるドイツの取り組みを見てみたい」などと力強く抱負を語った。