新宿クリエイターズ・フェスタ2015開会式を開催
今年もアートなまち新宿の魅力を発信

新宿クリエイターズ・フェスタは、多様な文化・芸術を育む新宿のまちの遺伝子を活かし、アートの力でまちに新たなにぎわいと活力を生み出す夏の一大アートイベント。地元商店街や企業の支援を得て5回目を迎える今年のフェスタは、8月21日（金）～9月6日（日）の17日間、新宿駅周辺や歌舞伎町などで開催し、各所から新宿のまちの魅力を発信する。

開幕に先立ち、今日3日、新宿区（区長：吉住健一）は、ＴＯＨＯシネマズ新宿（新宿東宝ビル、歌舞伎町1―19―1）で、開会式を開催。吉住区長は「本フェスタを通じて、国際観光都市新宿の魅力を発信します」とあいさつし、フェスタへの意気込みを語った。
今日の開会式は、新作映画「ミッション：インポッシブル／ローグ・ネイション」の日本公開記念イベントとの共同開催で、主演のトム・クルーズも登場。セントラルロードに敷かれたレッドカーペット周辺は華やかな雰囲気で活気づいた。

5回目を迎える今年のフェスタ、著名アーティスト部門では、ＣＧ（コンピューターグラフィックス）アートの第一人者として世界的に活躍する河口洋一郎さん、現代美術家の椿昇さんのバルーン作品をはじめ、砂の彫刻家・保坂俊彦さんが制作する50トン級のゴジラの砂像も見どころ。フェスタ開催期間を先行して、砂像の公開制作も実施する。このほか、版画家・蟹江杏さん、エマニュエル・ムホーさんの作品展など、国内外で幅広く活躍するアーティストの独創的な作品が新宿のまちを彩る。

参加型アートイベント部門では、未来の巨匠たちの力作が競演する「新宿アート・コンペティション」、親子で夏休みの思い出づくりができる「こどもアート」のほか、ゲームキャラクターを巨大なブロックアートとして展示する企画や、「シティーハンター」の作者で漫画家の北条司さんのトークショーが注目の「シネ・フェスタ新宿2015」を開催。フェスタ開催期間を先行して8月4日（火）に実施する「こどもアートテラスatホテルグレイスリー新宿」では、版画家の蟹江杏さんと子どもたちが巨大なキャンバスに怪獣の街を色とりどりに描き、完成した作品を同ホテルのエントランスに展示する。また、東日本大震災を風化させないよう、被災地を応援するプロジェクトにも一層力を入れ、多彩な企画でフェスタを盛り上げる。

今年は、新宿の魅力を世界に発信するために、新宿を訪れる外国人観光客向けに英語・ハングル・中国語表記のポスターと会場マップを作成。ＮＴＴ東日本、ＮＴＴＢＰの協業で、無料の公衆無線ＬＡＮサービスを試験運用し、会場に無料のＷｉ－Ｆｉスポットを設置する。また、昨年に引き続き、地図アプリと連携し、展示会場までの道のりをナビゲートするフェスタの公式アプリ「mate（メイト）」を公開。今年はスマートフォン用ゲーム「Ingress（イングレス）」の活用で、ゲームを楽しみながら各展示会場を巡るミッションを設定するなど、新宿のまちを回遊する仕組みを作る。