神田川で染色の工程・水元を実演
神田川親水テラス8月16日まで開放中

最終更新日:2015年7月26日

写真:水元実演
写真:水元実演
写真:染色体験講座
写真:染め物を洗う子どもたち
新宿区(区長:吉住健一)は、8月16日(日)まで、普段は入ることのできない神田川の一部と「神田川親水テラス」を開放している。今日26日は、神田川で染色の工程「水元」を実演のほか、戸塚地域センターで染色に関連するイベントが開催され、多くの参加者で賑わった。

新宿区の外周を取り巻く神田川は、新宿の水と緑の骨格であるとともに、染色業が発展してきた歴史と文化を伝える大切な水辺空間である。
神田川・妙正寺川沿いで発展してきた新宿区の染色業は、もともと神田や浅草周辺の染色業者が清流を求めて神田川上流に集まり、早稲田・戸塚・落合・中井周辺に工房を設立したことに由来する。
今日、実演した「水元」は、染色の糊や染料を洗い流す工程で、昭和30年代まで実際に神田川で行われていたもので、神田川で染色業が発展してきた歴史を忘れないよう、新宿区染色協議会と戸塚地区協議会の共催で実施している。染色協議会の方が川に入り5メートルほどの反物を水面にたたきつけながら洗っている様子をこの日、神田川親水テラスに遊びに来ていた子どもたちが興味津々に見学していた。

また、親水テラスそばの戸塚地域センター(高田馬場2-18-1)では、染め物の展示や染色体験、水に関する紙芝居など、神田川と染め物に関連するイベントが行われた。絞り染の体験講座に親子で参加した方は、「普段は入れない神田川に入ることができて、貴重な体験ができました。神田川がきれいになって嬉しい」と話してくれた。
また、8月18日(火)~21日(金)には、小学生を対象に「神田川体験講座」を開催。夏休みの自由研究に役立つテーマで、神田川の水や生き物を体験できる。

■神田川と神田川親水テラスの開放(事前予約不要。小学3年生までは保護者同伴)
【期間】8月16日(日)まで。午前10時~午後3時
【開放区域】神田川親水テラス(高田馬場2-18-1、戸塚地域センターそば)と神田川の一部
(JR線高架下~神高橋の約50mの区域)
※天候や川の水量や流れの速さ等の状況により中止する場合があります。
※川の深さは約20㎝。長靴か汚れてもよい靴を持参(裸足やビーチサンダルは不可)

■神田川体験講座  ※会場/戸塚地域センター3階「神田川ふれあいコーナー」
・8月18日(火)…川の水を調べよう  ・19日(水)…川の生き物を調べよう
・20日(木)…水草を調べよう     ・21日(金)…川の歴史を調べよう
いずれも午前10時~11時30分
 【申込み】往復はがきに講座名・住所・氏名・学年・電話番号を記入し、8月7日(必着)までにみどり公園課みどりの係(〒160-8484歌舞伎町1-4-1、本庁舎7階)へ。

本ページに関するお問い合わせ

神田川親水テラスについて…みどり公園課みどりの係 電話03-5273-3924
染色イベントについて…戸塚特別出張所 電話03-3209-8551

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