新宿歴史博物館 特別展「新宿に縄文人現る~市谷加賀町二丁目遺跡の発見~」

最終更新日:2015年2月25日

写真:縄文時代中期の人骨の出土状況縄文時代中期の人骨の出土状況
写真:復元された縄文人の顔復元された縄文人の顔
写真:出土した縄文土器出土した縄文土器

新宿歴史博物館(三栄町22)では、3月8日(日)から特別展「新宿に縄文人現る(あらわる)~市谷加賀町二丁目遺跡の発見~」を開催する。

平成24年11月、市谷加賀町二丁目遺跡(市谷加賀町二丁目7)で、4,000年~5,000年前の人骨と縄文土器がまとまって発見された。酸性土壌である武蔵野台地では通常、骨が長期間残らないことから、極めて希少な発見であり、考古学、人類学、民族学上も第1級の資料であるといえる。

今回の特別展では、竪穴住居に埋葬され、地下約1mに5,000年前(縄文時代中期)から眠っていた「新宿縄文人」にスポットをあて、その全身骨格を初公開する。
また、出土した人骨をもとに復元した縄文人の顔や、発掘された土器、石器を展示するとともに、最新の科学分析で明らかになった食生活や、DNA分析から見た系統などを紹介し、「新宿縄文人」の人物像に迫る。


■ 特別展「新宿に縄文人現る~市谷加賀町二丁目遺跡の発見~」
【日時】3月8日(日)~5月6日(休日)午前9時30分~午後5時30分
入館は午後5時まで。3月9日・23日、4月13日・27日の月曜日は休館

【入場料】300円(高校生までは無料)。常設展も併せて観覧できます。
※会期中の土曜日は学芸員が展示を解説します(午後1時から約30分)。


■ 特別展 関連イベント
会場はいずれも新宿歴史博物館2階講堂(三栄町22)です。

(1)記念講演会「新宿縄文人と彼らの生きた時代」
 市谷加賀町二丁目遺跡で出土した縄文人骨の分析や復顔(生前の顔の復元)にあたった、坂上和弘さん(国立科学博物館人類研究部研究主幹)が講演。遺跡に残された骨から、縄文人の人物像や彼らの生きた時代を探ります。
【日時】3月14日(土)午後2時~4時
【費用】500円(特別展の招待券付き) 【定員】100名

(2)記念講演会「新宿縄文人のDNAが語ること」
 市谷加賀町二丁目遺跡で出土した縄文人骨のDNA分析に携わった、篠田謙一さん(国立科学博物館人類研究部長)が講演。遺跡に残された骨から、縄文人のルーツなどを探ります。
【日時】3月29日(日)午後2時~4時
【費用】500円(特別展の招待券付き) 【定員】100名

(3)考古学講座(全3回。1回単位の受講はできません)
【日時・テーマ・講師】いずれも土曜日午後2時~4時
4月18日…動物考古学からみた縄文人の生活(樋泉岳二・早稲田大学講師)
4月25日…化学分析で読み解く縄文時代の食生活
(米田穣・東京大学総合研究博物館教授)
5月2日…縄文時代の葬制・墓制(阿部芳郎・明治大学教授)
【費用】1,500円(3回分) 【定員】60名

【関連イベントの申込み】往復はがきに希望の催し名・住所・氏名・電話番号を記入し、(1)は3月3日、(2)は3月13日、(3)は3月27日(必着)までに新宿歴史博物館(〒160‐0008三栄町22)へ。新宿未来創造財団ホームページからも応募できます。応募者多数の場合は抽選。

本ページに関するお問い合わせ

新宿歴史博物館 電話03-3359-2131

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