2月28日~3月2日「染の小道」を開催
落合・中井を染め物で埋め尽くす

最終更新日:2014年2月27日

写真:川のギャラリー
写真:道のギャラリー
神田川・妙正寺川の流域で地場産業として受け継がれてきた新宿の染色業。江戸の粋を生み出す新宿の染色業をPRしようと、落合・中井地域を色鮮やかな反物やのれんで飾るイベント「染の小道」が、2月28日(金)~3月2日(日)に開催される。

江戸時代、神田や浅草で発展した染色業は、都市開発が進んだ大正以降、清流を求めた染色業者が神田川上流へと集まり、早稲田・戸塚・高田馬場・落合周辺に工房を設立。現在の西武新宿線が開通し、工房の数が増加した昭和初期から昭和30年代までは、川で反物を洗う光景は落合・中井地域でよく見られたという。区内には、現在でも約90軒の染色に関わる工房があり、江戸の伝統を受け継いだ技術や文化が息づいている。

今年で6回目となる「染の小道」は、落合・中井地域で受け継がれてきた染色業を多くの方に知っていただこうと、染色業関係者や地域の方が集まり「染の小道」実行委員会として開催しているもの。
寺斉橋周辺の妙正寺川に、江戸更紗や小紋染めなどの反物や、地域の方が思い思いの絵柄を染めた百人染めなど、計109反を約200mにわたって架け渡すほか、中井駅周辺の99店舗の軒先を、染色作家や学生が制作したのれんで彩る。
このほか、染色体験やコンサートなどのさまざまなイベントが実施され、落合・中井地域を「染のまち」として広く発信する。

◆「染の小道」イベント概要
【日程】2月28日(金)~3月2日(日)
【会場】西武新宿線・都営大江戸線中井駅周辺、妙正寺川の寺斉橋・大正橋付近
【主な内容】
・川のギャラリー/妙正寺川の流れに沿って、江戸更紗や小紋染めなどの反物や百人染めを川の上に架け渡す(各日午前10時~午後5時)。
・道のギャラリー/中井駅周辺99店舗の店先を、染色作家や学生が制作したのれんで彩る(各店舗の営業時間中)。
※雨天の場合、「川のギャラリー」は中止(当日午前8時までに「染の小道」ホームページで案内)。「道のギャラリー」は、店の中にのれんを飾るなど各店舗で対応。
【主催】「染の小道」実行委員会    
【共催】新宿区染色協議会、新宿区

本ページに関するお問い合わせ

「染の小道」実行委員会 電話090-1762-7573