歌舞伎町の神社で見る「家庭のお雑煮」

最終更新日:2013年12月26日

写真:展示を楽しむ参拝者
写真:3種類のお雑煮の模型

新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)では、お正月を前にお雑煮の写真や模型を展示している。
展示は、「神社で供えるお雑煮がどんなものか知りたい」という参拝者の声を受けて、宮司の大久保直倫さんが企画。平成18年の暮れに、江戸時代から伝わる神社のお雑煮を模型で紹介したことに始まり、翌年から「家庭のお雑煮」の写真も展示するようになった。

展示しているお雑煮は、区内の家庭や近隣で働く方から集めたものや、展示を見た人から寄せられたものなど140点。平成19年の33点から年々増え、境内には、青菜とお餅だけのシンプルなものや、牡蠣や海老の入った具だくさんのもの、お米が入った珍しいものなど、家庭によって異なるお雑煮の写真がずらりと並ぶ。
また、写真には調理法や食べ方のほか、「母が祖母から受け継いだ味なので、私も作れるようになりたい」などエピソードが添えられ、見る人を楽しませている。

大久保さんは、「お雑煮のおわんの中には、家族の歴史や想いがつまっているように感じます。写真を見て、家族や大切な人を考えるきっかけになれば」と話してくれた。
 

  • 「家庭のお雑煮」写真展示

1月15日(水)まで終日 場所:境内

  •  お雑煮の模型展示

1月15日(水)まで午前9時~午後5時 場所:境内(元旦~1月3日(金)は社殿内に展示)

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稲荷鬼王神社 電話03-3200-2904