障害者福祉施設共同バザール・障害者作品展
12月12日まで新宿駅西口で開催

今日11日から、新宿区（区長：中山弘子）は新宿駅西口広場イベントコーナーで、「障害者福祉施設共同バザール・障害者作品展」を開催している。

このイベントは、区内の障害者福祉施設の取り組みをより多くの方に知ってもらうために企画。8回目の今回は、区内の20の障害者福祉施設が参加し、「新宿元気パワー発信中！」をテーマに、商品の販売や作品の展示などを行っている。会場には大勢の買い物客が立ち寄り、手作りのアクセサリーやパン・クッキー等を手に取ると、施設の利用者が職員とともに笑顔で接客した。作品展では、ダイナミックに描かれた動物の絵画や繊細に作り込まれた紙粘土の人形などが来場者の目を楽しませていた。
また、今年は障害者優先調達推進法の施行を受け、「お仕事募集中！コーナー」も開設。区内の12の障害者就労施設が参加し、官公庁や企業からデータ入力やシール貼りなどの仕事の受注に向けて、「作業は丁寧に確実に行います」「念入りな検品と納品の期日を守ることを心掛けています」などとＰＲするボードを展示している。

会場を訪れた男性は「たまたま立ち寄ったが、一生懸命接客してくれた障害のある方から元気をもらいました」と話してくれた。

バザール・作品展は明日12日（水）も開催（午前10時30分～午後5時）。特設ステージには、脳性まひがある二人のお笑いコンビとして注目を集める「脳性マヒブラザーズ」が登場し、漫才を披露する（午後0時～0時40分、午後3時15分～4時）。
また、ギャラリーオーガード「みるっく」（新宿大ガード下）では12月26日（木）まで障害のある方の作品を展示しているほか、区役所本庁舎1階ロビー（歌舞伎町1－4－1）では12月13日（金）まで区内の障害者就労施設の取り組みを紹介するパネル展を開催している。