新宿クリエイターズ・フェスタ2013 アートの力で被災地を応援
相馬の子どもたちの絵画展 被災地と新宿をつなぐポストアート

最終更新日:2013年8月20日

写真:ふくしまそうまの子どもの描くたいせつな絵展
写真:子どもたちの絵に対する「Answer Art」
写真:ポストアートプロジェクト
「新宿クリエイターズ・フェスタ」は、多様な文化・芸術を育む新宿のまちの遺伝子を活かし、アートの力で新たなにぎわいと活力を創出する一大アートイベント。地元商店街や企業の皆さんのご協力を得て3回目を迎える今年のフェスタは、8月23日(金)~9月8日(日)の17日間、新宿駅周辺全域で開催する。

開幕に先立ち、今年もアートの力で東日本大震災の被災地を応援しようと、東京都健康プラザハイジア(歌舞伎町2-44-1)で「被災地応援プロジェクト」を開催している(9月8日(日)まで)。企画したのは、震災で被災した福島県相馬地方の子どもたちの支援活動に携わる版画家の蟹江杏さん。

「ふくしまそうまの子どもの描くたいせつな絵展」で展示されている約60点の絵画は、蟹江さんの呼び掛けに世界中から届いた色鉛筆やクレヨンなどの画材を使って、相馬地方の子どもたちが震災時の様子や復興への思いを描いたもの。
蟹江さんが震災直後に相馬地方の避難所等に画材を届け、子どもたちに寄り添いながら一緒に描いた絵の中には、巨大な津波が襲いかかる様子を描いた絵、復興への祈りを込めて色とりどりの虹を描いた絵などがある。
子どもたちの絵に対する「Answer Art」として、ギャザリングアート作家のウタマロケンジさん、グラフィックデザイナーの川田武志さんが制作した作品も展示。ウタマロさんの作品は、相馬地方の子どもたちが描いた絵を組み合わせて小名浜港(福島県いわき市)の大漁旗を表現したもので、「東北地方や福島県がさらに元気になってほしい」という願いが込められている。

また、被災地と新宿の子どもたちを絵手紙でつなぐ取り組み「ポストアートプロジェクト」は、被災地の子どもたちを応援する絵手紙を、会場に設置したポスト型のオブジェに投函すると、絵手紙が被災地の子どもたちに届くというもの。陶芸家の中野真紀子さん、ドラムカンアーティストのくわナよしゆきさん、立体造形作家・デザイナーのソメヤケンジさんがポストを制作した。
会場には8つの個性的なポストが並び、新宿の子どもたちが被災地への思いを込めて描いた色鮮やかな絵手紙が投函されている。期間中は、どなたでも自由に絵手紙を投函できる。

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新宿クリエイターズ・フェスタ2013実行委員会事務局(特命プロジェクト推進課内)
電話03-5273-4220