小学校に牛の親子がやってきた!
食の原点である命の大切さを学ぶ

最終更新日:2013年5月31日

写真:酪農家の話に聞き入る子どもたち
写真:母牛のおなかに触れる子どもたち
写真:哺乳瓶で子牛に哺乳する子どもたち
5月31日(金)、鶴巻小学校(校長:國分重隆)の1年生から5年生114名が、酪農家の方のお話や牛の親子との触れ合い体験から、牛乳の特徴や命の尊さを学ぶ「牛乳の授業」に参加した。これは、6月1日の「牛乳の日」と6月の「牛乳月間」に合わせて、酪農乳業団体Jミルクが主催したもの。

当日は、吉田牧場(埼玉県小鹿野町)の吉田恭寛さん、相澤良牧場(横浜市瀬谷区)の相澤広司さん、相澤宗明さんが、4歳の母牛、生後2か月の子牛それぞれ1頭と一緒に鶴巻小学校を訪れた。
吉田さんが、「牧場では牛乳が採れる雌牛しか長く生きられません。牛が生きている間は心を込めて世話をします」と命を管理する責任の重さや牛への愛情を語ると、子どもたちの眼差しは牛の親子に注がれた。

触れ合い体験では、各学年が交代で牛の親子と対面。母牛のおなかをなでて体温を感じたり、大きな哺乳瓶で子牛へ哺乳するなど、普段できない体験の連続に、「あったかーい」「ふかふかして布団みたい」などの歓声が上がった。吉田さんが「牛の温かさを感じてください。牛乳は母牛の愛情だけでなく、酪農家の愛情も詰まった命の贈り物です」と説明すると、子どもたちは真剣に聞き入っていた。

給食の時間には、「牛乳のありがたみを思い出しながら、味わって飲みましょう」と、全学級で給食指導が行われ、國分校長は、「こうした経験を通して、子どもたちの食べ物や命を大切にする気持ちを育んでいきたい」と話していた。

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