安全・安心まちづくりに関する覚書を区内4警察署と締結

最終更新日:2013年5月17日

写真:覚書に署名
写真:締結式
今日17日、新宿区(区長:中山弘子)と牛込・新宿・戸塚・四谷の区内4警察署は、区民の生活安全の向上に向けた取り組みを推進し、より一層の連携を強化するため、安全・安心まちづくりに関する覚書を締結した。

区内には、平成15年に制定した「新宿区民の安全・安心の推進に関する条例」に基づき指定した「安全推進地域活動重点地区」が94団体あり、こうした防犯ボランティア団体による自主的かつ積極的な活動が区内全域で展開されている。
その結果、新宿区の犯罪認知件数は、平成14年の15,777件をピークに減少傾向にあり、平成24年の認知件数は9,377件で、平成14年と比べて6,400件・約40%減少している。

しかし、還付金詐欺など振り込め詐欺の被害の増加や、凶悪犯罪の発生など、体感治安に不安を感じている区民は依然として多い。区が毎年実施する「区民意識調査」では、区政への要望に対して「防犯・地域安全対策」と回答した方が、平成15年度・16年度は第1位、17年度以降は第2位となっている。
また、昨年12月に施行した「新宿区暴力団排除条例」や、現在制定に向けて取り組んでいる「(仮称)新宿区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例」の実効性を確保するためにも、警察との連携は不可欠である。

そこで、区と区内4警察署は、これまで同様に相互に協力・連携し、安全・安心なまちづくりに関する取り組みを積極的に推進するため、「『誰もが安心して暮らすことのできるまち新宿』を創造するための覚書」を締結することとした。
覚書には、情報交換を密にして相互の連携を強化することや、区民と協働した諸対策を推進することなどを盛り込んでいる。また、具体的な行動計画を策定し、毎年度、新宿区安全・安心推進協議会で計画方針や事業内容を確認することとしている。

今日の締結式には、中根賢二・牛込警察署長、星野英彦・新宿警察署長、村中孝雄・戸塚警察署長、岡村好貴・四谷警察署長、中山区長が出席し、覚書を取り交わした。
星野署長は「地域の絆が高まるよう、関係機関が情報交換しながら連携し、地域の治安維持に努めていきたい」、中山区長は「区と警察との関係をより一層強くし、地域に根差した安全・安心なまちづくりを実現したい」とあいさつした。

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