新宿歴史博物館特別展「中村彝展 ~下落合の画室(アトリエ)~」を開催
中村彝アトリエ記念館開館記念

最終更新日:2013年3月8日

「落合のアトリエ」1916年・横須賀美術館蔵「落合のアトリエ」
1916年・横須賀美術館蔵
「カルピスの包み紙のある静物」1923年・茨城県近代美術館蔵「カルピスの包み紙のある静物」
1923年・茨城県近代美術館蔵
「小女」1914年・株式会社中村屋蔵「小女」
1914年・株式会社中村屋蔵
新宿歴史博物館(三栄町22)では、3月17日(日)の新宿区立中村彝アトリエ記念館(下落合3-5-7)の開館を記念し、同日から、特別展「中村彝(つね)展~下落合の画室(アトリエ)~」を開催する。

中村彝(1887年~1924年)は、明治末から大正期にかけて活躍した洋画家。1916年(大正5年)、下落合にアトリエ兼住居を新築し、「エロシェンコ氏の像」(重要文化財・国立東京近代美術館蔵)などの代表作を生み出した。17歳で肺を患い、37歳という若さで亡くなるまで、彝の創作活動は病との闘いだったが、芸術にかけた情熱や遺した作品は、近代以降の日本洋画界に大きな影響を与えている。

今回は、アトリエ周辺を描いた風景画7点のほか、代表作など30点を展示。また、当時の写真や書簡なども併せて展示し、人間としての中村彝にも迫る。


■中村彝展 概要
【日時】3月17日(日)~5月12日(日)午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
会期中の金曜日は午後8時まで開館(入館は午後7時30分まで)
3月25日、4月8日・22日の月曜日は休館
【会場】新宿歴史博物館企画展示室(三栄町22)
【観覧料】300円(常設展とのセット券500円)、中学生までは無料
団体割引(20名以上)は1名150円
【協力】株式会社中村屋・日本通運株式会社・日本興亜損害保険株式会社

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新宿歴史博物館  電話03-3359-2131