新宿歴史博物館所蔵資料展「平塚運一と落合の版画家」

最終更新日:2011年12月7日

落合点描、1935年「落合点描」 1935年

新宿歴史博物館(三栄町22)では、12月10日(土)から所蔵資料展「平塚運一と落合の版画家」を開催する。

西落合に住み、棟方志功が師事した木版画家・平塚運一(ひらつかうんいち:1895~1997)は、下絵、彫り、摺りを一人で行う創作版画の第一人者として、日米両国で活躍した。作品の中から「落合点描」「大同石仏ビシュヌ」「甲州猿橋」「ジョージタウンの老樹」など、同館所蔵の約50点を展示する。

また、同じく西落合在住の岩崎浩三(いわさきこうぞう:日本板画院同人理事)の木版画作品「平塚運一先生100歳」を特別展示するほか、西落合に住んだ古美術研究家・料治熊太(りょうじくまた:1899~1982)が編さんし、運一らの作品を掲載した版画雑誌を併せて紹介する。運一独自のモノクロの版画が楽しめる。
 

  •  所蔵資料展「平塚運一と落合の版画家」概要

【日時】12月10日(土)~24年2月5日(日)午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで。12月12日(月)、12月22日(木)~1月3日(火)、1月10日(火)・23日(月)は休館)
【会場】新宿歴史博物館地下1階企画展示室(三栄町22)
【入場料】無料
 

  • 関連講演会「平塚運一と棟方志功」

 国際的な2人の版画家の交流や作品の特色などを石井頼子(いしいよりこ)・棟方板画美術館学芸員が解説します。
【日時】12月17日(土)午後2時~4時
【会場】新宿歴史博物館2階講堂
【費用】500円
【申込み】電話で新宿歴史博物館へ。

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新宿歴史博物館 電話03-3359-2131