稲荷鬼王神社の昭和の時代展
歌舞伎町で「昭和の新宿」に触れる

最終更新日:2011年10月17日

写真:境内の様子
写真:見学する女性
新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)で「昭和の時代展」が開催されている。

この展示は、宮司の大久保直倫さんが地域の方から写真や雑誌等の寄贈を受けて毎年実施しているもので、今年で7回目。展示している資料からは、昭和20年代~50年代の新宿区内の写真、昭和30年代の歌舞伎町近辺の住宅地図や航空写真、戦前から高度成長期の広告など、昭和の時代の新宿を伺うことができる。

特に目を引くものは、新宿のまちの情報を発信するタウン誌「たあみなる新宿2011」の展示。同誌は昭和55年から3年間にわたって新宿区内の飲食店や映画・演劇・求人情報を発信したタウン誌「たあみなる」の復刻版で、新宿を愛するNPO法人やアート作家の協力で発行。昭和55年の記事をもとに、当時掲載された方や飲食店などを紹介し、新宿の今と昔を比べられる内容になっている。また、現存する創刊号等の一部も展示している。
見学していた女性は「写真を見ると昭和の思い出がよみがえってくる。こうした記憶を次の世代に伝えていくことが大切なのでは」と話してくれた。

宮司の大久保さんは「当時の新宿を知る人には懐かしく、知らない人も新宿に興味を持ってくれるように、毎年内容を少しずつ変えながら展示しています。多くの人が新宿に足を運ぶきっかけになれば」と話している。
展示は20日(木)まで。見学自由。

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稲荷鬼王神社 電話 03-3200-2904