学生クリエイターズ・フェスタin新宿2011開催中
歌舞伎町ルネッサンスのイベント 新宿がアートの街になる

最終更新日:2011年10月15日

写真:新宿モア4番街の空間アート作品
写真:歌舞伎町セントラルロードの空間アート作品
写真:デザインTシャツ
写真:学生ライブステージ
歌舞伎町を誰もが安心して楽しめるまちに再生する取り組み「歌舞伎町ルネッサンス」の一環として、新宿駅東口から歌舞伎町までの公共の空間や施設を活用し、若い世代の豊かな発想で創るアートイベント「学生クリエイターズ・フェスタin新宿2011」が、今日15日から始まった。主催は同フェスタ実行委員会と新宿区(区長:中山弘子)。

今年初めて開催するフェスタでは、デザイン系の大学や専門学校等が集積する新宿の特色を活かし、空間デザイン・デジタル映像の2部門で全国から学生の作品を募集。応募作品を新宿モア4番街、歌舞伎町セントラルロード、歌舞伎町シネシティ広場に展示し審査する「アート・コンペティション」をはじめ、デザインTシャツの展示・販売、アートバザール、ライブステージなど、10月23日(日)まで多彩なイベントを開催。まち全体を舞台に、新たな文化の創造・発信と、まちのにぎわいづくりを進める。また、各会場では募金活動も実施。Tシャツの売り上げ、アートバザールの売り上げの一部とともに東日本大震災の被災地へ寄付し、街のにぎわいを被災地支援にもつなげていく。

今日はアート・コンペティション応募作品の展示、デザインTシャツの展示が始まったほか、キックオフ・フォーラムとして、「繋がりの誘発」をテーマに、アートによるまちづくりや「まちと人」「人と人」との新しい関係を探るシンポジウムを新宿区役所(歌舞伎町1-4-1)で午後1時から開催。基調講演で中山区長は、「今回のフェスタを通して、新宿の持つ『交流の場』としての潜在能力を引き出すことで『人と人』『人とまち』がつながって、新宿に一層の活力とにぎわいが生まれることを期待したい」と意気込みを語った。パネルディスカッションでは、パネラーから同フェスタに期待することなどについて「アートは『人と人』が刺激し合って生まれるもの。学生ならではの感性を作品に表現してほしい」などの意見が出された。

午後4時30分からは、歌舞伎町シネシティ広場(歌舞伎町1-19先)でオープニングセレモニーを開催。「歌舞伎町・光・再起動」をテーマに、照明デザイナーの面出薫さんと学生が制作した作品も上映され、作品がビルに投影されると、広場に集まった方から「歌舞伎町で幻想的なアートを見ることができて不思議な感覚だった」という声が聞かれた。

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同フェスタ実行委員会事務局(新宿区特命プロジェクト推進課内) 電話03-5273-4220