東日本大震災に学ぶ シンポジウムを開催
歌舞伎町ルネッサンス「防災の日」特別企画

最終更新日:2011年9月2日

写真:講演する濱田教授(写真右)
写真:起震車
東日本大震災からまもなく半年。9月1日の防災の日にちなみ、歌舞伎町を誰もが安心して楽しめるまちに再生する「歌舞伎町ルネッサンス」の取り組みの一環として、今日2日、シンポジウムを東京都健康プラザハイジア(歌舞伎町2-44-1)で開催した。主催は歌舞伎町タウン・マネージメント(理事長:新村雅彦)。

「東日本大震災から学んだこと」と題したシンポジウムは、いつ起きるかわからない首都直下地震に備え、東日本大震災から学べることを共有して地域の防災意識を高めようと企画したもの。
シンポジウムに先立って新村理事長は「地震を事前に防ぐことはできないが、地震の被害を最小限に防ぐことはできる。シンポジウムを通じて防災の意識を共有し、安心・安全なまちづくりを進めていきたい」とあいさつした。

まず、濱田正則・早稲田大学創造理工学部教授が講演。住民・行政・企業による「自助・共助・公助」が大切であることなどを強調した。その後、被災地でボランティア活動に従事した建築士・保健師・看護師・早稲田大学の学生などによるパネルディスカッションが行われ、被災した方のニーズに合ったボランティアをすることが大切であることなどが報告された。

今日は、起震車による地震体験も実施。東日本大震災と同様の震度7を経験した来場者は「床に固定された家具につかまらないと立っていられなかった。今まで経験したことがなかったので貴重な体験だった」と話してくれた。
また、会場内には、写真家トニー・タニウチさんが撮影した被災地の様子や、自衛隊・警察・消防等の緊急支援活動の記録も展示されている(9月7日(水)までの午前10時~午後7時、7日は午後4時まで)。

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