新宿西口地域防災サミットを開催
区と企業との「顔の見える連携」をさらに強化

最終更新日:2011年8月24日

写真:新宿西口地域防災サミットの様子

新宿駅周辺での防災対策の連携強化を図るため、新宿区長(中山弘子)が呼び掛けて、今日24日(水)、懇談会「新宿西口地域企業防災サミット」を開催。新宿駅西口に自社ビルや本社機能のある企業のトップが出席した。

3月11日に発生した東日本大震災では、新宿駅周辺で多くの帰宅困難者が発生。避難誘導や一時収容施設の確保、情報収集・伝達など多くの課題が明らかになり、対応が問われている。帰宅困難者への対応については、新宿駅周辺の事業者を中心に構成する新宿駅周辺防災対策協議会が、自助・共助・公助の役割分担による「新宿ルール」案を策定するなど、対策を進めてきた。

今日のサミットは、参加企業のトップに新宿駅周辺防災対策協議会の取り組みと「新宿ルール」への理解をいただき、新宿駅周辺防災対策協議会の参加企業との連携をより一層強化していくとともに、区と企業との顔の見える関係を重視し、「地域企業防災ネットワークづくり」をスタートさせるもの。

開会にあたって中山区長は、「東日本大震災では『新宿ルール』の成果と課題を認識した。いつ起こるかわからない震災対策のため、区と企業が情報を共有し、安心・安全なまちづくりを進めたい」と協力を要請。出席した企業からは「今後、どのように企業と行政が震災対策に向けて情報を共有するかが重要。また、震災時にどのように帰宅困難者を誘導していくか検討が必要だ」などの意見があった。
今後は、新宿駅周辺防災対策協議会が実施する訓練や活動報告会への積極的な参加を、新宿駅周辺企業にも呼び掛けていく。
 

  • 新宿西口地域企業防災サミット出席企業

小田急電鉄(株)、京王電鉄(株)、学校法人工学院大学、住友不動産(株)、(株)損害保険ジャパン、大成建設(株)、東京ガス(株)、野村不動産(株)、三井不動産(株)

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