柏木小学校で小・中学生フォーラムを開催
子どもたちが考える男女共同参画社会

最終更新日:2011年6月27日

写真:5年1組の皆さん
写真:5年2組の皆さん
新宿区(区長:中山弘子)は、今日27日から、区内3か所の区立小・中学校で「小・中学生フォーラム」を開催している。
このフォーラムは、区政に関するテーマに沿って小・中学生と区長が意見を交換するもので、子どもの意見を区の施策の参考にするとともに、子ども自身が新宿のまちに関心と愛着を持ち、区政に積極的に参加することを目的としている。

初回の今日は、柏木小学校(校長:齋藤等、北新宿2-11-1)で開催し、5年生(2クラス・44名)が区長と意見を交わした。
話し合いのテーマは「男女共同参画」。新宿の未来を担う子どもたちが、男女共同参画社会に関する理解を深め、将来の夢や自分らしい生き方について議論した。

各教室では、男女共同参画に関わる個別のテーマを独自に設定して話し合いが進められた。
5年1組のテーマは「総理大臣って、男性の仕事?」。子どもたちからは、「力仕事は男性のほうが有利だけど、みんなをまとめることは女性でもできるはず」「これまで男性の総理大臣しかいないから、投票する人も男性のほうがいいと思うのでは」「外国では女性の総理大臣もいる」などの意見交換が次々と繰り広げられた。
中山区長は、自身が23区で初めての女性の区長であることを話すと、子どもたちからは驚きの声が上がった。「『総理大臣は男性がなるもの』という意識を変えることが大切。皆さんも性別にとらわれず、リーダーシップを発揮していってほしい」と子どもたちに語った。

続いて、「将来、どんな仕事がしたい?」がテーマの5年2組では、「声優になって色んな役の声を出してみたい」「人を感動させ、笑顔にするミュージカル俳優になりたい」など、子どもたちが将来かなえたい夢を発表した。
生き生きと将来の夢を語る子どもたちに対して、中山区長は、「仕事に性別は関係ない。自分が好きなことは一生懸命取り組めるもの。『好き』という気持ちを大切にしてください」と話し、「仕事は楽しいもの。いっぱい勉強して体を動かして学校生活を楽しみ、夢を諦めないでチャレンジしてほしい」とエールを贈った。

今後は、30日に花園小学校(新宿1-22-1)、7月12日に牛込第二中学校(喜久井町20)で開催し、小・中学生が区長と意見交換する。子どもたちの意見は、今年度策定する男女共同参画推進計画の参考にしていく。

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