4月30日から 新宿駅西口で 沼田市春野菜・くだもの市場を開催
風評被害に負けないで！

原発事故の風評被害を受ける群馬県沼田市（市長：星野已喜雄）を応援しようと、新宿区（区長：中山弘子）は同市と共催で、沼田市産の農産物の安全性と観光地をＰＲするイベントを、4月30日（土）～5月5日（祝）、新宿駅西口広場イベントコーナーで開催する。会場を管理する公益財団法人東京都道路整備保全公社が協力する。

東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故は、健康上問題のない東北・関東地方の農畜産物が買い控えられるなど、地元の経営者に大きな影響を与えている。また、計画停電やガソリン不足等の影響で観光客数が減少し、地域経済の停滞にも拍車がかかっている。

新宿区が水源として恩恵を受ける利根川上流域に貴重な自然を有する沼田市は、区と昨年3月、地球環境保全の連携に関する協定を締結。区が沼田市内の森林の健全な育成を支援することでカーボンオフセットを進めているほか、開設した「新宿の森 沼田」を活用した体験学習も実施している。また、沼田市が歌舞伎町の「農山村ふれあい市場」に出店するなど交流も深めており、先月、東京都の金町浄水場から乳児の飲用に関する暫定的な指標値を超える放射性ヨウ素が測定されたことを懸念した沼田市からは、ペットボトル入りのミネラルウォーター1,200本が、区に無償で届けられている。

当日は、新鮮な沼田市産の春野菜・果物を試食・即売して安全性をＰＲするほか、観光地の紹介、防災用品の展示等も行う。また、災害復興支援のための募金活動も実施する。

■イベント概要（入場無料）
【日時】4月30日（土）～5月5日（祝）午前10時から　※完売次第終了
【会場】新宿駅西口広場イベントコーナー
【内容】沼田市産春野菜・果物の試食・即売、沼田市の観光ＰＲ、防災に関するパンフレットの配布、防災用品の展示、災害復興支援募金活動
【共催】群馬県沼田市、新宿区
【協力】公益財団法人東京都道路整備保全公社